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2018年08月15日07:02

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浜風のつぶやき2018〜38〜王者敗退

今年の横浜は予選から見て投手が厳しいを思っていた。だが甲子園での1回戦は完璧に仕上げてきた。さすがは横浜だ。苦しんだ予選のへたへたぶりはもう見えなかった。

だが・・・

今日は勝った。勝ったが手放しでは喜べないだろう。いやむしろ負け試合のようなミーティングになるのではないだろうか。それは選手とともにか、コーチングスタッフだけの場であるかはわからないが。

この日の横浜の相手は花咲徳栄、昨年の優勝校を相手に先発は2年生の及川君。花咲はいつものようにエースで4番の野村君。共に1点を取り合って迎えた4回表の横浜。2巡目となって野村君のボールをとらえ始めた横浜は先頭の内海君の2塁打から始まって死球とエラーを挟んで5安打を集中。5点を奪った。そしてまだ無死2・3塁だ。ここで花咲は投手交代。中田君がマウンドに上がった。斉藤君に犠牲フライを打たれたがその後連続三振でやっと横浜の攻撃が終わった。この回6点。7−1だ。

横浜は6回にも1点を追加し試合を決めたかと思った。だが予選でも見られたように試合終盤に点差を縮められるという展開がこの日もでた。

6回裏、花咲は韮澤君がストレートの四球を選ぶと野村君が左翼手が一歩も動かない本塁打。7回にも橋本君の本塁打で8−4と詰め寄ってくる。ここで横浜は及川君からエースの板川君に交代。

8回にも花咲は2本の安打を放ち、横浜は板川君から黒須君にスイッチし花咲の攻撃を凌いだ。

そして最終回。先頭打者9番の田谷野君は死球を受けるとまるでヒットを打ったような勢いで1塁へ走っていく。声を振り絞る花咲のアルプス。そのあと1死を取られるが2つの四球で満塁。打者は野村君だ。応援は最高潮に達する中、打球は3塁前のボテボテのゴロ。大きなあたり、速い打球に備えていた横浜守備陣は虚を突かれ内野安打となって8−5。

2死となった後、また死球で押し出し、8−6と花咲が迫ってくる。満塁は続く。打者は1年生の井上君。カウントはフルカウント。走者は一斉スタートだ。外野へのヒットなら同点、間を抜ければサヨナラという場面。最後は外角への変化球に空振り。三振で試合は終わった。

9回の花咲は4つの四死球を得て安打は内野安打1本だった。相手を追い込んだというよりは相手が崩れたと言った方が正しい。横浜の4回は打った。そして花咲はそこでエラーが2つも出た。

さらに横浜はレフトへの大きなフライでも2塁走者が3塁へタッチアップを成功させる場面が2度もあった。

内容的には横浜の勝ちだ。だが、野球は内容ではない。無安打でも点を取れるのが野球だ。横浜はその部分が反省材料だと思う。

渡辺監督から横浜を引き継いだ平田監督。まだ30代だが帽子を取ると頭は白い。相当なプレッシャーなのだと思う。この次の相手も金足農。厳しい戦いは続くが、名門横浜の名にかけてどのような戦いを見せるのか、楽しみである。



2018年8月14日 第100回全国高校野球 2回戦(於 阪神甲子園球場)
横浜
001 601 000 = 8
100 002 102 = 6
花咲徳栄

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