北信越同士の対決となった今年の夏の2回戦。
佐久長聖対高岡商・・・・
1回戦ではボクの隣の席で力のこもった応援を必死に声を殺しながら繰り広げたあの高商フリークは今日もオークションチケットを手に入れて応援をしているのだろうか・・・・
この試合は高商が終始試合を支配する。初回四球と安打、送りバントの1死2・3塁から内野フライを誰も取れないと言う安打で満塁とされる。この嫌な雰囲気をエースの山田君が三振と内野フライで凌ぐとその裏、1死2塁から中村君の3塁打で先制。2回も1死2塁から2本の2塁打で2点を追加する。
3回は無死1・3塁のピンチを1点で凌ぎ4回には2点を追加した。6回は無死2・3塁から安打で2点を失うが、その後のバントを併殺、最後は三振に取った。
5−3のまま最終回。無死1・2塁のピンチ。ここで送りバントを小フライでアウトを取る。次のセンター前に抜けんかとする打球をショートがダイビングキャッチ、2塁でアウトを取った。2死1・3塁。エラーで1点を失うが最後は三振に仕留め5−4で高岡商が勝利。
1回戦で高商フリークは言っていた。「山田は飛ばしすぎるから、途中でスピードが落ちてくるとやられる」
サウスポーで140キロを超えるボールを持つ山田君は今日は最終回でも138キロは出ていた。
1回戦で本塁打を放った井林君。「こいつは予選でも大きな本塁打を打っている」と高商フリークは紹介してくれた。
今日は4打数3安打。センターのフェンス直撃の打球は誰もいないところに跳ね返り、3塁を回って本塁を突いたが惜しくもアウト。まさか本塁まで行くとは思っていなかったのだろう、3塁手前で少し走る速度を緩めた。だが3塁コーチの指示で本塁へ向かったがアウトとなった。
終始高商ペースで進んだ。失点は与えてもいいという守備体系で生まれたものでショックにはならなかった。それだけ佐久長聖にペースを渡さなかったということだ。試合展開のうまさで勝利した高岡商。次は大阪桐蔭。もうこわいものなどない。全力でぶつかるだけだ。
2018年8月13日 第100回全国高校野球 2回戦(於 阪神甲子園球場)
佐久長聖
001 002 001 = 4
120 200 00x = 5
高岡商
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