今年の夏は北半球の世界各地で連日気温上昇のニュースが出ている。
最近は地球温暖化の影響が広く話題になっている。
例えば
北極や南極の氷が解けている。
各地の氷河が後退している。
海水面が上昇して太平洋の島々がすこしづつ沈没している。
など・・・
私は6,7年前から太陽の撮影をしている。
いつも我が家のベランダかテラスで撮っている。いうなれま定点観測だ。
が,少し気が付いたことがある。
年々撮影日数が少しずづ少なくなっている。
これは晴れた日が少なくなっているとも思えず、考えてみると、晴れていても靄がかかったり雲が出ていて撮れない日が多くなっているように思う。
晴れていても青空ではなくなんとなく空が白っぽい。
これを書いてるとき(8月4日)でもシーイングは安定して撮りやすいのだが、なんとなくぼんやりしている。
昔は夏の太陽といえばギラギラと上から押さえつけられるような光を感じたものだが、最近は気温の暑さだけで光の強さはあまり感じられない。
これはどうしてだろうか。東京という都会の空気の浮遊物が増えているとも思えない。むしろ空気は昔に比べて澄んできていると思う。
昔は夏になると”光化学スモッグ注意報”などが出ていたが最近はあまり聴かれなくなってきた。
これはたぶん気温が上昇すると地上の水の蒸発量が増え、水蒸気となって靄や雲が出やすくなっているのではないかと思う。
地球の水は循環しているので、蒸発する水分が多ければ、落ちてくる量も多くなる。
短絡的に考えると、最近の豪雨はこの蒸発量が多いためではないかとも思う。
温暖化の原因とは何かというと地球大気に炭酸ガスやメタンが増えることがあげられる。
これは現在は人間文明による人為的な温暖化ガスの排出が大きい。
とくに百数十年前からの化石燃料の消費による炭酸ガスの排出が突出しているため、大気中の炭酸ガス濃度が急激に増えている。
炭酸ガスが増えるとなぜ温暖化が進むかというと、まず地球表面温度は太陽からのエネルギーを受けてそれを宇宙空間に放出することで温度がほぼ一定に保たれている。(一部はさまざまなエネルギーとして消費される、)
しかし炭酸ガスはエネルギーは吸収するが、熱を放出せず閉じ込めてしまう。
金星は大きさが地球とほぼ同じで大気がある。その大気はほとんどすべてが炭酸ガスとなっている。
そのため表面は厚い炭酸ガスの雲に覆われている。結果、金星表面温度は鉛おも溶かす400°以上となっている。
地球もこれから先炭酸ガスが増えると気温がますます上がり、北極や南極の氷が溶け海水面の上昇や異常気象が起き、自然環境や人類の社会生活に多大な悪影響を及ぼすようになるだろう。
これを防ぐためには炭酸ガスの排出量を自然が吸収できるレベルまで減らす必要がある。
トランプ大統領が全くこの考えを持たず、アメリカの経済活動だけ優先するというのは自分の首を絞めるようなものである。
毎日太陽を撮っていて、温暖化も自分の目に見えてくるような気がした。
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