キツネにバカされているのかも

裏庭の芝生の外れに草のコロニーがあちこちに見られる。　オランダでは今の時期この30年以上もないようなカラカラ天気で、この2週間ほど雨が降らないから２，３日に一度はホースで庭に水を撒いている。　家の前の緑地の芝生は市の園芸課が散水に来ないから焼けて赤茶けている。　もともと散水に来るようなことはなく今までこんな風に焼けた芝生も見たことはなかったから今のカラカラは普通ではないのだろう。　　白いキツネノテブクロの手前に見える草のコロニーはオレガノ、　ハナハッカ（花薄荷）で、初めはバジリコかなと思ったものの芽を摘んで指で潰してその匂いからオレガノだと分かったのだった。　3日前に水を撒いた時にはほんの１ｃｍほどの芽が出ていたものの今日水撒きをしようとみるとこんな島のコロニーがあちこちに出来ていて今まで何もなかったものが急にできていてキツネにつままれたような気がしたのだった。　普通芝生は４ｃｍほどに伸びると芝刈り機で刈るのだが今年は家人が一回やっただけで放っている。　それには理由があるわけではないが成るようにしてみようという気になっていた。　3週間ほど前に芝生が焼けてしまってかなりの部分が剥げてしまっていた。　だからここのところこまめに水を撒いて回復させようと思っていたのだがなかなか生えてこず禿げたところは別として伸びた草の部分をそのままにしていたから芝生というよりただの草地になりつつある。　花壇の部分はこの2週間ほどの散水が効いて来たのか様々な植物の葉が茂り、とりわけ羊歯の成長が著しい。　葉の端に茶色の枯れた部分が来ないように沢山水を撒いているせいか１ｍ以上の羊歯の葉が青々と伸びている。　

それにしてもこのオレガノはどこから来たのだろうか。　家人が撒いたわけでも植えたわけでもない。　４ｍほど離れた花壇に以前オレガノが植わっていたことがあるのだがそこから種が飛んできてあちこちに生え始めたのだだろうか。　もしこまめに芝刈り機で刈っていたらこのようになることはなかったのだ。　そのうちあちこち辺りのものを刈り取って乾燥し料理に使えるよう壜にためておこうと思う。