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2018年05月13日00:05

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週記390 人と人の間

 三木清という方の言葉に以下のような物があります。

「孤独は山にはなく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の間にある」

今回は出世と孤独について書いていきたいと思います。

 つい最近になって、出世についての言葉が嫌に頭に残るようになりました。

男は出世してなんぼ、みたいなテレビやドラマ、小説や漫画で幾度となく繰り返されたそんな下らないものです。

今丁度放送している銀河英雄伝説の第5話でもちらりと出世という言葉が出てきました。

漫画の「島耕作」も出世が一つのキーワードとなっています。

 さて、出世と言うのは人の中で高い地位を得ていくことである、と言い換えることが出来ると思います。

高い地位にあるということは必然的に他人との間に摩擦や嫉妬を伴います。

それがどれくらい苛烈で陰惨なものなのかは私はまだ経験したことがないので想像することしか出来ませんが、さておき。

 私が今回問題提起したいのは、果たして仕事をする中で出世することにどれくらい意味があるのか、ということです。

勿論、仕事をする目的や人生のゴールのために出世することが必要であれば、それは一つの考え方だと思います。

出世することを善とする出世至上主義の社会であればそのことに疑問を保つ必要すらないでしょう。

その中で競争し、人を蹴落としてピラミッドの頂点を目指すのも一つの人生でしょう。

 しかし、私は別にその逆もあっても良いのではないかと思うわけです。

つまり、出世じゃないことに働くことの意味を見出すのも悪いことじゃないと。

そのことについてここで書いていると脇道にそれていってしまうので、今回は置いておきましょう。

 最初の言葉に戻りますが、孤独は人と人の間にあります。

出世し、立場を変えていくということは物事を分かち合える人間を減らしていくことでもあります。

みんなが出世するわけではありません。

一部の色々な面(良くも悪くも)で優秀である人が出世するわけで、出世したあとの辛さや苦労を分かって出世を持て囃している人間はそう多くはないでしょう。

人間たちの中で居て出世していくことは楽しさもあるかもしれませんが苦しさもあり、一様に幸せなことではないと私は考えています。(実際、多忙を極め、オリジナリティのある自由な発想に思いを巡らせる時間さえ取れない上司達を見ると、それが望む姿なのか疑問に思えてきます。)

 出世するということはピラミッド状の会社において、同じ階層に居た大多数の他人と違う存在になること、と言い換えても良いかもしれません。

或いは、出世するということは名前のある特別な存在になっていくということなのかもしれません。

 長々と取り留めもなく書き綴ってしまいましたが、出世するということは私にとって少し悩ましいものである、ということです。

世の中の価値観がたまによくわからなくなる今日此の頃。

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