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2018年05月12日11:38

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シーボルトハウスの地下



2018年 5月 10日 (金)

昨日の午後、サングラスの修理に町にでかけ自転車を停めたところで偶々この2年ほど会っていなかった知り合いにばったりそこで出会い、眼鏡屋にも行かずそのまま近くのカフェーで彼と3時間ほど駄弁っていたらシーボルトハウスで今開かれている日本の甲冑の展覧会を今日観ようということになった。 シーボルトハウスはこの30年ほど仕事場の行き帰りにいつも前を通り、その由来は承知していたものの15年ほど前まではその建物はこの地方の簡易裁判所だったものが国立民族学博物館に所有されているシーボルトコレクションのかなりの部分をまとめて展示するものとしてそこが博物館になったものだった。 それ以来何度もここに来ていたのだが金を払って入ったことがなかった。 殆どが招待で何かのオープニングであったり仕事関連だったりしたのだが定年してからは行く機会もなかったし特に見たいと思うものもなく、そのままになっていた。 今日も甲冑にしても特に興味もあるわけでもないけれど知り合いの熱心さに誘われて出かけた、ということでもあった。

そこでは何年もハーグの日本大使館で働いていたオランダ女性が入口でボランティアとして働いているところに来て、彼女が日蘭友好の仕事に長年携わったその功によりこの5日に国王から勲章を授与されていたことを新聞で知っていたので祝いの言葉を言ったのだが、何年も彼女と約束していた一緒に射撃をしようということを又約束させられたのだった。 彼女の連れ合いはオランダ陸軍の将軍でどちらももう定年になっているので時には射撃クラブでそれぞれ自慢の自動ピストルの腕を磨いているのだが別のクラブ、別のカテゴリーだとほとんど交差する機会がないのでこういうことになる。 2時にこの博物館に入り知り合いとぐだぐだ何やかや甲冑や能面、刀や鉄砲をみながら5時まで話してしまった。 この知り合いは自分でも日本の甲冑をもっていて自分が歴史の教師なものだから機会がある毎にサムライの格好して何かのイベントに参加し、またローマ時代の兵士なりナポレオン時代の陣立てイベントの助っ人にでかけたりとその凝り方と知識は半端ではない。 

閉館の5時まであと15分ぐらいのところでコーヒーでも飲もうと下に行くと自動販売機だけしか置いていない地下室の続きに天井の低い場所があってその天井から鉄の輪がいくつもぶら下がっていた。 地階はシーボルトが住んでいたこの館のキッチンでその場所は肉の貯蔵庫だったのだ。 大きな肉やソーセージの塊を何週間もぶら下げて貯蔵しておく場所だったのだ。 沢山の輪は吊るすのは肉だけでなく他の食物も吊るしてネズミの害を防ぐためのものでもあるのだろう。 周りにはオランダのタイルが敷き詰められ花や動物、人物や景色のスケッチがデルフトブルーで描かれている。 この空間と床はこの150年ほどはそのままだろうが周りのタイルはオリジナルかどうかは疑わしい。 15年ほど前にシーボルトハウスに戻すことにしたときに張り付けたものかもしれない。 ここから上は何度も来ているので今更新しいものはないけれどこの地下室は初めてでいくつもの鉄の輪が新鮮だった。

夕食後昨日今日としゃべり続けだった知り合いを連れて射撃クラブにでかけた。 甲冑、刀剣、武器に詳しい知り合いはアンティークの銃器に興味を示しクラブに参加したい意思を示していたから金曜夜の自分のルーティ―ンを見せ、役員に紹介して見学させるためだった。 幾つかの自分の銃器をもっていき見せようとしたけれど新しい規制のため一定の研修期間の後でないと見せられないということがわかり役員が彼を案内し自分とは別に射場に入り説明を受けていた。 自分が練習した後バーで合流し他のメンバーと飲み物を交えて12時前まで歓談して帰宅した。 昨日今日とこの知り合いと合計8時間ほど喋っていたことになる。 
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