伊丹十三とうちのおやじ

正月、横浜に帰ったとき、おやじに
「おとうさん、中学のときに伊丹十三が一緒の学年だったんだよね？ 話はしたことないんでしょ？」 と訊くと、
「いや、おなじテニス部やったんや。グランドで練習してると『仲間に入れてくれ』と来た」

写真も出してきたんで、おどろいた

伊丹十三。１９３３年５月生まれ。
今から２０年以上前の、まだ生きていた頃の卒業者名簿には【池内義弘（本名）・俳優】と、記されてあった
おやじ、山崎一徳（かずのり）は１９３４年３月生まれ。

旧制京都府立一中。１年坊主と５年生では、完全ガキとオッサンである
しかし、うちのおやじと違って、まだ同じ１年生の伊丹十三は大人っぽい
それと、右後ろに二人混じる完全な親爺は顧問だそうだが。


三年後の、おやじ４年生進級時、新制の洛北高校一期生として切り替わったそうである


　　　昭和２１年。おやじ京都一中の１年生。（前列帽子かぶった一番ちびっちゃいの）