■急増する悪質運転「路上の逆上」の対処法とは 車内で待機し110番 スマホで撮影
(産経新聞 - 10月27日 05:17)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4832080
この記事を読むとさもさも煽り運転が雨後のタケノコのように激増したかの印象を受ける。しかしこれは東名高速の事故を契機に、いざJAFなどがアンケートを取った結果、「オレもある」、「わたしもある」と名乗りを上げたからに過ぎない。しかもこの事件、犯人は在日だったという事実もあり、一層関心を寄せた。
知り合いに運送屋の社長さんがいる。彼が営む会社でも年に何回かは煽り運転が報告されたこともあるという。既に10年ほど前から対処法をマニュアル化しているという。
同社での取り組みを聞いた。
「社員を危険にさらす訳にはいかないので、弊社では煽り運転に対してマニュアルを作成しました。社員を危険にさらすことは、最終的には荷主、依頼様へのご迷惑につながりますから。」
では実際の同社の対処法を見てみよう。
◆営業拠点を構える際、地域の運転マナーを研究する
日本には独特の交通マナーを持った地域が少なくない。東京近郊では八王子ナンバー区域の人たちがよくやるのが右折レーンのある交差点で、日本の道路交通法ではレーン手前30mから合図を出すことになっているが、この地域では合図を出すのは停止線近くになってからだ。社長によるとそんな運転の仕方をするのは八王子ナンバーくらいだという。そこで同社ではミラーに八王子ナンバーが映ったら、そういう運転の仕方をすると思え、と教育しているという。
それ以外にも山梨県には「山梨ルール」なるものがある。日本の道路交通法では右直では直が優先のはずだが、右折がフライングで容赦なく突っ込んで来る。また夜間は周囲にお構い無くハイビームで走る、車間距離を守らないなども特徴の一つだが、県民はそれを悪いことだと全く思っていない。
そういうことも研修の時に説明していると聞いた。同県に6年ほどいたが、愈々転勤で神奈川に行く際、山梨県に配属時には木造だった竜王警察の看板
「やめようよ、自分のルールで走るのは」
が何とステンレス製のご立派な看板に変わっていた(笑)。山梨県警も分かってはいるが、諦めているようだ。なお、山梨県では山梨ナンバーにはベロンベロンに甘い。反対に余所のナンバーには厳しい。山梨ナンバーのクルマを訴えたい場合、他県に入って違法行為をしてからにした方が良いだろう。
その他、信州の松本では「松本曲がり」、名古屋市では「鯱鉾停め」というのもある。
これらは転勤族にも応用出来そうだ。転勤先の交通ルールを予め下調べしておけば暮らしやすいかもしれない。
◆煽られたら、即停車する(一般道の場合)
こうすることで75%のクルマ、バイク、原付は満足して去っていくという。
◆即停車した際、相手も停車した場合
しかし困るのは残りの25%だ。この場合、相手がドアを開けて出て来ることが多い。この時心がけることは
▼鍵を全部閉め、窓を全部閉める
▼ドア、窓をバンバン叩いても無視する
▼即、110番通報する
▼(スマートホンで掛けた場合のみ)緊張してお巡りさんに喋れない人は、バンバン叩いている窓にスマホを押しつける。実は警視庁はGPSでスマホからの電話はチェックしていて、発信者の位置が分かるようになっているからだ。不審な音を聞けば、警察はそれを察知するだろう。
▼絶対に外に出ない。相手は気違いだから、会話にならない。それどころか、殺傷される恐れもある。またそこまで行かなくても、双方に傷があれば、喧嘩両成敗で、売られた方も刑事罰が適用される。
▼もし蹴った痕、傷があれば通報出来るので、ナンバーをメモしておく。
▼後は警察に任せよう
という内容だった。
◆高速道路の場合
しかし高速道路の場合、話は別だ。基本的に高速道路は駐停車禁止区域だからである。
それについてもお聞きした。対処法としては、道路交通法の「緊急回避」を適用する、と答えた。同社でも高速道路でキチガイが降りて来て怒鳴る、蹴る、ガラスを叩かれる事態に陥った社員がいて、「緊急回避」を適用し、ナンバーを覚えてから、サービスエリアで通報したという。では緊急回避とは?
●停車し続けることが、周囲の交通に迷惑が掛かるのが誰の目にも確実で
●周囲の車両に損害を与えかねない
このような場合、跳ね飛ばしても構わないことになっている。但し、日本では「過剰防衛」というお人よしな法律もあるため、死亡させると刑事事件で逆に告訴される可能性は高い。飽く迄徐行で跳ねる程度だ、と社長は仰せだった。
高速道路の案件の場合、トラックに傷があったので、通報したところ、相手は薬物をやっていたという。矢張りキチガイは警察に任せるのが一番のようである。
ニュース記事の記者たちは恐らく高学歴者で、このような怖い経験などしたことは先ず無いだろうから、加筆させていただいた。
ログインしてコメントを確認・投稿する