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2017年08月27日22:20

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大曲花火大会を見てきました。いや、体感してきました、と言うべきかも。

大仙市に住むお友達のお誘いにより、有名な花火大会に参加することができました。テレビでもやったから見たよ、とおっしゃるお方は、きっとF1の自動車レースも本物を見ずテレビで楽しむだけ、もしかしたら映画も映画館ではなくテレビで楽しむだけかもしれませんね。そりゃ人さまざまの楽しみ方があっていいのですが、僕は今回参加して、花火という壮大なスペクタクル絵巻を体感できて、言葉どおり“冥土の土産”を手に入れた気分です。

花火の破裂音が、1秒から2秒遅れて僕の体を振動させ、その時点では眼前に大きな花火の色彩が視野いっぱいに広がっていました。アイマックスがなんぼのもんじゃい、と言わんばかりの超広角。3Dとはこういうもんじゃい、という立体感のすばらしさ。体験しないと分からないものです。いや、結構ですよ、テレビでどうぞ。その分僕が、また現地に行って見てきますから。一人でも少ないほうが、あの感激をより多く自分のものに出来るかも。

そもそも、大曲の花火大会が、競技会だということを知りませんでした。各社がこの一年、想を練って作り上げた10号玉を2発と、創作花火の3つの部門を競います。ということで最初に、“採点基準”となる花火が打ちあがります。それを見ただけで、その壮観に感激していたのですが、それを審査員が76点と採点します。これを基準点にして全27社が競い合うわけ。

僕みたいな素人には、数発打ちあげられた時点で“100点”を越えてしまいました。てなわけで採点なんかやめて、もうひたすら眺め続けるだけ。そもそも“昼花火”という、色とりどりの煙や、中から出てくるパラシュートの行方を眺めるだけでも楽しいものが薄暮に行われ、これはテレビ中継されていないはず。風向きによってはパラシュートが飛んでくる可能性があります。

とにかく次々と目を奪う花火が連続するので、気がついたら周囲にけっこう花火の燃えカスが落ちていました。髪の毛を触ると細かいクズが落ちる。そんなこんながとても楽しいので、やはり現場で見るべきものですね。あ、いや、行かなくていいですよ。テレビでどうぞ。僕が代わりに行ってきますから。

なにしろ72万人が集まったそうで、大曲地区の住人の20倍だとか。会場近くのローソンは、この日以外の一年分の売り上げと同額をこの日だけで稼ぐとも聞きました。宿泊施設は花火大会当日は特別料金なのですが、それでも帰り際に来年の予約をして帰る人が多いらしい。会場から駅前に戻るまでの大行列がすごいし、会場近くに駐車場を取ったとしても、そこから幹線道路に抜けるまでが大変。そんなこんながありますが、花火の興奮に酔っていたので、宿舎にたどりついても呆然状態でした。

さらにみんなでワイワイと午前2時ぐらいまで語らい、あくる日の昼食まで同行して、僕は一足先に、12時49分発のこまちで帰京しました。着席したらすぐに発車したのですが、そのまま眠りこけてしまい、目を覚ましたのは小山付近でした。そして埼玉スーパーアリーナにアニフェスの客が詰め掛けているのを横目で見ながら東京着。

おかげで26日の大会当日は、今月初めて5キロを超して5.8キロ歩いていました。いい運動になったから、精神・体力ともにリフレッシュです。←これで痩せると思ったら、あくる日の昼食(稲庭うどんとミニ海鮮丼)が多すぎたのか、63キロにリバウンドしていました。かまへんかまへん、またちゃんと日常的に歩けばいい。

すてきな集まりを呼び掛けてくださった渡邉さん、何から何までお世話になりっぱなしで申し訳ありません。一緒に参加してくださった岩手県から(東京からも1名)の美女軍団にもお礼申し上げます。室内猫のねねちゃんには、表に連れ出して怖い目をさせてしまいました。本気で逃げられたのもいい思い出です。

次回、があるようでしたらぜひ参加したいと思います。あ、一般の方はテレビでどうぞ。僕は全視野に展開する花火のスペクタクルを、ハイビジョンごときではない画質(でいいのか?)で楽しみますから。

それにしても、打ち上げ場所が冠水していたのに、徹夜で修復した関係者各位の努力には感謝してもしきれません。花火がなければ仲間と映画の話だけでもOKでしたが、やはりあの壮観を体感できたということは、僕の70年に及ぶ人生の中でも最大の出来事の一つです。本当に筆舌では表わせない経験でした。
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