日々は流れて、、、、

８月も１０日を越し盛夏である。　であるのに今のオランダは寒冷で日中２０℃のあたりをうろうろし１日に雨が何回も叩きつけるというような変則的な空模様がつづいている。　毎日家の中でうろうろと歩き回りソファーに寝転んでは本のページをめくりリモコンで締まりのないテレビ番組をあちこち眺めてはすぐ飽きてベッドの横になりうつらうつらと日がな１日を過ごす。　自転車に乗れるようになったとはいえまだ距離が伸びないのは体力が伴っていないからで郊外にまででかける気力はない。　

真夏だそうだがこの何週間もまともに汗をかいたこともなく朝夕は寒い。　こんな風に日々が流れる中で鬱が蠢くような兆しがみえる。　多分かっと照り付けるような日差しの中では自分のひ弱な鬱も飛び散るのだろうが寒冷で鬱陶しい天気のしたでは苔がむすように隠微にはびこるようにも思える。　本格的な鬱病患者は真夏でも関係ないと聞くから自分のものは偽なのだろう。　偽にしても鬱がでるというのはこれまでの病気が徐々に回復して文句を言う種が減っているという兆しなのだろうからか。