前回の整備点検の時に壊れている事を発見したC58277の前方ステップの修理を行った
ここの部品は点付けの溶接で留まっているのだが、以前から「なんかふにゃふにゃだなぁ〜」と思っていた部分で、また、先輪が脱線すると近傍の前端梁に手をかけて「よいしょっ!」と持ち上げて復旧させる際に指がかかってしまって「ぐにゃっ」となる所なのである
まぁ外れてしまわなければそのまま元に戻して経過を観察するという事で対応していたのだが、今回はラッキーにも点検中に脱落してしまったので回収する事ができた
走行中に外れると紛れてしまって二度と戻って来ないのだろうなぁ
.....という事で復旧の備忘録として修理工程を記録しておく事にした
今回の修理方針はオリジナルのような溶接修理ではなく、ロウ付けで行う事にした。
左の写真は外れてしまったステップと、取り付け部分をサンディングして地肌を整えたところの画。
まん中の写真はロウ付けを行っているところの画なのだが、この画は2回目のトライをしているところで、初めに行ったロウ付けは見事に失敗で、良く観察してみたところハンダ付けでいう「イモ付け」に相当する感じ
原因は熱量の不足なのではないかと考えた
ロウ付けのためにバーナー最強で炙るとまずステップが真っ赤になり、その後ロウが流れて行くのだが、流れて行ったロウがステップと取り付け部に入り込んだのを「完了」と思い込んだのがいけなかったようで、ハンダ付けをイメージしてしまったところに敗因が有ったと思われる
.....という事でさらに分析を重ねると「ステップ」と「取り付け部」に大きな質量の差が有る事に着眼
二回目の作業の前にまずステップ取り付け部のフラットバー部を加熱して熱エネルギーを温存させておいてからステップをセットして再加熱
すると銀ロウが眩い光を放ち作業完了を知らせる
右の画はロウ付けを完了させたステップを洗浄、磨き、脱脂を行い塗装し、めでたく取り付け完了したところ
久し振りのロウ付け作業.....忘れているところが有って良いリフレッシュになったJetcityなのであったぁ〜
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