mixiユーザー(id:125571)

2017年04月01日01:22

270 view

気温が20℃を越えたから外に出たくなった



2017年 3月 30日 (木)

天気予報の通り気温が20℃を越えた。 この間のように張りつめた青空の快晴ではないものの春の花曇りというような日差しの麗らかな日になった。 ガーデンチェアーとテーブルを庭に出してきて雑巾できれいに拭きこれから夏の終わりまで使う準備をした。 午前10時のお茶は今年初めて日当たりのいい庭で摂った。 午後になってこんな日には家の中にいるのが勿体ないと思い、近くの公園を幾つか辿りライデンからユトレヒトに向かう単線の鉄橋が運河にかかっているところを渡って丘のある公園に登り、そこを下って住宅地を抜けローマ時代の遺跡公園を横切って少し大回りし、また運河をこちら側に渡って戻ってこよう、そうすると町の南東部の縁をリング状に大体4−5kmになるだろうか、この間遺跡公園まで行って戻ってきたのが2kmだったからそれを大回りするのだからそれくらいにはなるだろうとプランを立てて歩き出した。 こんな暖かい日だし風もないのだからジャンパーも要らないだろうと部屋着のカーデガンだけで済ます。

丘のある公園まで来ると陽射しに汗をかきカーデガンも脱いで背中のデイパックに入れて歩いた。 丘の頂上といっても海抜は10mに満たないのではないか。 この辺りは昔からの土地だがかろうじて海抜がプラスのところで牧草地のポルダーは殆どマイナスであるのだから丘に登ると見晴らしはある。 もともと運河に沿った湿地帯でここには丘はなくこれは人工的なものだ。 ここは70年代まで市のゴミの投棄場所で80年代に産業廃棄物や毒物がないことを確認したあと盛り土をして公園にしたという経緯がある。 大体がどこの町でもゴミの投棄場所というのは町の周縁部でそれが町の膨張に伴いその辺りに新興住宅地が造成されれば人口膨張に伴うレクリエーション「緑地」施設の必要からこのように「廃物利用」されるようになった。 だからどこの町でも同じような経緯で町はずれにこんな「丘」がある。 最近はもうそんなこともないけれど10年ほど前までは偶に違法投棄された毒を含む産業廃棄物がそんなところから出てきてニュースになる、ということもあった。 この場所も少なくとも1mか2mの厚さで土を被され、その上に植林されてからもう30年は経っているので何の不都合もない、ようには見える。 当然スコップで掘り起こしたぐらいでは何も出てこないしあちこちに野兎の掘り起こした穴が見え、キツネもいると誰かに聞いたことがある。 丘の上では娘たちが日当たりのいい草の上でピクニックをしていた。

丘を降り新興住宅地に入ると幼稚園か学校があるのだろうか下校の子どもを門の外で待つ親たちで通りがごった返していた。 普通の保育所や幼稚園だけではこれほどの人出がないから学校もあるのだろう。 母親やお婆さんだけではなく30代から40代の父親たちの姿がかなりみられた。 自分が子供たちを学校まで送り迎えしていた20年前に比べると格段に父親の数が増えているのに驚く。 当時にしても父親がそういう風にするのは稀ではなかったけれど今外で待つ親の3分の1までは行かなくとも4分の1ぐらいは父親ではないか。 労働の形態がそれだけ多様化していて社会・家庭での男女共同参画が実行されているという証なのだろう。 3時半だった。

そこを通り抜けこのあいだ来たローマ時代の砦遺跡を横切ってライン川沿いに歩き、ライン川と交差する運河にかかる始めに渡った線路がある橋からは1.5km離れた橋をこちら側に渡って帰宅した。 歩き始めてから1時間半で丁度5km歩いていた。 8時のニュースでは3月30日に20℃を越したのはオランダ記録だと言っていた。 それまでの記録は1911年の19℃だったそうだ。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年04月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30