きょうは僅かな時間を見つけてヨーロッパのアイドルジェットの交換作業を行った
現在付いているジェットは55F-11で、アイドルセッティングを繰り返しても状況が変わらないものの実際の走行には支障ないのだが、回転のリニア感に欠け1500回転から2000回転辺りでパンパンとミスファイヤーを繰り返すのでエアーの比率が高いのではないかと考えていた
.....という事でショップのS社長のアドバイスもあり今回は左の写真の様に二通りのケースを想定して55F-9と60F-11というジェットを揃えてみた
55F-9については現在のジェットに比べて燃料はそのままでエアーの量を絞るという考え方。
60F-11については燃料を増量してエアーの量はそのままという考え方。
今回は時間の関係で55F-9に交換してどうなるか?という感じで作業を進めてみた。
結果は非常に良好で、アイドルから一気に立ち上がりほとんどストレスが無いエンジンフィーリングを得る事ができた
しかしアイドリングを90秒続けると徐々にプラグにカーボンが溜まり始め、1000回転でセッティングしたものが850回転で不安定に落ち着く感じ
(日本語的に変だがイメージで捉えてください)
一般的な信号待ちの時間を考えても十分に問題ないレベルで、アイドルセッティングを繰り返しても変わらず、回転を上げるとほどなくして1000回転に戻るので拘らなければ実用上無視しうると考えているがプラグの熱価を変えてみるのも一つの手かもしれない。
ついでなので左右のキャブの同調を取るためにシンクロメーターで各気筒の状態を計ってみたので備忘録として残しておく事にする。
(曇り、外気温12℃、気圧低下傾向)
1番:4.0 kg/h
2番:3.2 kg/h
3番:3.8 kg/h
4番:3.5 kg/h
という事で.....
前方キャブのAVは3.6kg/h。
後方キャブのAVは3.7kg/h。
まあそれなりのバラつきは有るがイイとこかもしれない。
欲を言えば2番の値が低い感じだが、エンジンを開けるとお金もかかるしヒステリックに攻めても意味が無いのでこのままという事で
ログインしてコメントを確認・投稿する