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2017年02月21日09:53

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【バレエ】 パリ・オペラ座 配役変更再び

「なんかもう、行くのが面倒になってきた」 と、お師匠さま。

どこへ? と思ったら、来月のパリオペ公演だという。


シェフチェンコ「眠り」感想の冒頭に、余談として、
パリオペの配役変更(1月13日付け)は非道だ、と記したが、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958103873&owner_id=3210641
それからほぼ1ヶ月後の2月15日、
再度配役変更がアナウンスされた。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-705.html

ガニオくんとモローさんは、
今のパリオペには興味がない私でさえ一目置くダンサーだが、
にもかかわらずその代役には、
プリンシパル(おっと、ここはエトワールか。(笑))
ですらない格下を充てるという。

自前でファンの納得する代役を調達できないのなら、
素晴らしい踊り手は世界に沢山いるのだから、
ゲストを呼べばいいのに、と部外者は思うのだが、
それは「世界一」様のプライドが許さないのだろう。(笑)

この理不尽な配役変更のため、
チケットを手放す者が後を絶たないという。(ほんとか?)

後を絶たないと言うのは誇張表現だろうし、
主役を重視する遠隔地のファンなら、
S席2.7万円という高額チケットに加え、
往復の交通費や宿泊費も必要となるから、
諦めるという選択肢もありだろう。

だが、都心とその近郊に住んでいるにもかかわらず、
チケットを手放す人が多いとしたら、
パリオペとNBSは、「団」としての魅力を、
もう一度真摯に見直した方が良いのではないだろうか。

観たいと思ってチケットを取った踊り手が降りたら、
もちろん私も凹むが、
これまで注目していなかった代役が予想外に良かったり、
活きの良い若手と出会えたこともあった。
なによりバレエ団のレベルが高ければ、
代役に誰が来ようと大丈夫、という安心感もある。

そもそもバレエは、全幕物だろうとガラ公演だろうと、
主役だけ観るものではないから、脇役や群舞も魅力的なら、
たとえ贔屓のダンサーが降板しても、
せっかく手に入れたチケットを、わざわざ手放そうとは思わない。

つまり、贔屓が降りた、では観るのをやめよう、
とファンが思ってしまうようなバレエ団は、
「団としての魅力に乏しい」の同義語と言える。

今回のチェンジは、
パリオペ・サイドからすれば「最善策」だそうだが、
はたからみれば「最善策」ですらこれかい、となる。

NBSも「不本意」「遺憾」の単語を用いて、
自分たちは努力したんだよ、をアピールしているが、
結果として意見は却下されたわけだから、
帯同のオケもなし、短い作品1本にもかかわらず、
チケット代は高額...となると、思いきり足元を見られてるなぁ、
と周囲は生暖かい目で見ている、ということに気付いてほしい。

東フィルは、一軍が手を抜かなければ良いオケなのだが、
過去の実績をみれば信用のカケラもないから、
あえて賭をしようとは思わないし、
ラコット版の「ラシル」は100分強、良心的なバレエ団なら、
15〜20分の小品を付けてくるが、それもない。

パリオペ・ファンがM体質だということが、
改めてよくわかった。(笑)
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