mixiユーザー(id:125571)

2017年01月23日06:07

220 view

古式銃長銃の部地区大会だった




毎年今頃地区大会があって先々週は25m古式銃短銃の部、今日は50m古式銃長銃の部で選手権が競われた。 この20年ほど自分の属する射撃クラブで大会があれば射場監視員として一日射場に立つ。 去年の秋50m競技の射場に暖房が入り場内が17℃に保たれるようになり1日立っていても今日のように屋外がマイナス3,4℃のときでも過ごしやすくなった。 これまで何年も防寒の厚いオーバーを着こみ40分ほどそんなところにいたあとは急いでバーに行き熱いコーヒーを啜るということを繰り返していたけれど20年経ってやっとこの繰り返しも改善されたのだった。 

寒いのは外気の温度だけのせいではなかった。 古式銃の世界基準では昔ながらの黒色火薬を使用しなければならず昔に比べれば不純物が減り純度が上がったとはいえ灰色の混ざった白煙が10人も並んで発射すればかなりのものとなって50m離れた的が霞む。 だからその煙を強力な力で換気しなければならず、そうすると外気を取り込んで射手の後ろから前方に新鮮な空気を送り込み前方20mほど離れた、フィルターを取り付けた排気口から外に空気を逃がすべく換気することになる。 吸煙の力が幾ら強くとも完全にはっきり的が見えるということにはならず30分で各自13発発射する中で初めの全員が揃って絶えず撃つ10分ほどは煙の密度がかなり濃くそれでも換気の力でなんとか支障なく的が見えるというほどにはなる。 けれど古式銃の部でも比較的新しい19世紀以降に使われ出した薬きょうにこめた弾薬を撃つ仕組みの銃では弾を込める時間が短くなるから10分ほどで13発を撃ってしまう射手が半分ぐらいはあり先込め式の射手はその後は自分たちだけの煙だけだから密度も低くよく見える的を狙えるということにもなるのだが換気扇は稼働能力一杯廻っているから絶えず新鮮な外気が送り込まれて来て還流の皮膚感と相まって普通以上に寒かったというわけだ。 けれどここにきてやっとこの冬から強力なヒーターが組み込まれたことでやっと射手も、とりわけ監視員にも普通に射撃に集中できるようになったというのが今日の射場だったのだ。

日程も終わりに近づき射場も空きが出るようになったころ自分もフリントロック式先込め長銃で参加した。 射場のテーブルに様々な道具を並べ準備が終わってさて銃を取り出しこれでよしと思った時に一つ足りないものがあるのに気が付いた。 朝出る前に5発分足りない分の火薬を量ってプラスチックの短い試験管様の筒に用意しておいたものを自室の机の上に置き忘れていたのだ。 慌てて家に車で戻り20分ぐらいで戻ってきて次の競技時間に間に合わせた。 結果は芳しいものではなかった。 去年11月に同じものを撃った時には日本で作った新しい眼鏡のおかげで照準がハッキリ見えたものが2か月経って眼が慣れたのか悪くなったのか霞んでよく見えなかった。 一つだけは黒い円の内側8ポイントに入ったけれど後は3とか2ポイントでどれも中心から20cmほど離れたものだった。 
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年01月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031