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2016年12月05日23:25

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初めてのチャリオ君・【パワーストーン】

■週末のフィットネス(健康のため)に使用される方の場合の維持費〜

 相棒も約1年になり、だいぶ馴染んできた感がある。自転車の大醍味は生活の一部になることだろう。1年点検でも走行に支障になる部分は無い。但し、2年目から使い方次第ではおカネが掛かり出す。
 
 参考までに書いてみよう。

 ▼グリップ:3年〜5年、工賃+本体=3,000円+本体

 ▼タイヤ(前輪):3〜4年、工賃+本体で8千円くらい

 ▼タイヤ(後輪):2年〜3年、同。

 ▼チェーン:約4年(錆びていなくても。距離で管理するならば、3千キロ未満)

 ▼ワイヤー:4年、ステンレス製の場合、アウターを含めて4,500円前後、但しテフロン加工にした場合は寿命5〜6年で7千円前後

 ▼ブレーキ(Vブレーキ):3年、3,000円くらい。

 といったところではないだろうか。特にタイヤ、ワイヤー、ブレーキシューとチェーンは超重要。その他の箇所が錆びていても自転車は走れるが、このうちひとつでも欠けると安全に走行は出来ない。

 といって、整備士の免許など持っていない大多数のライダー(自分もそうだ)には、やれることは限られている。行きつけの自転車屋を見つけて、その店主から貰う情報が重宝する。

★★毎日の通勤に使っている方はもっと摩耗は激しいはずだが、通勤費からある程度の整備料金を浮かせる事は出来るだろう。軽自動車ほどお金は掛からない。その点考えると、クロスバイクは経済的な乗り物ともいえる。距離で管理するか、時間で管理するかは使用頻度にもよる。頻度が高い人は、距離で管理された方が安全ではないだろうか。

 消耗品の交換もイベント、と思えるようになれば、サイクルライフも長続きさせることが出来るかもしれない。経済性を求める人は、これらの交換サイクルを被らないようにすれば安く長く乗れるだろう。

 個人的には来年の今頃、タイヤの交換を予定している。台湾製のマキシスも意外なほど良かったが、後輪は日本製のパナレーサーのツアラープラスが廉価で良いかなと思っている。サイズの変更も検討している。純正は700×28Cだが、速度が載って来た時は良いものの、車道と歩道の上がり口、下がり口ではショックも大きい。発進は多少遅くなるが、32Cの方が快適かもしれない。

■日々のメンテナンスが長く乗るためのキモ■

 そのような先々のことを考えつつ、1年を経過したが、相棒は好調である。

 チェーン:清掃と給油
 スプロケット:清掃
 リアプーリー:清掃
 ワイヤー:清掃と給油
 ボディの清掃
 細かい錆び取り
 
 これらを月一回定期的に実施している成果だろう。

 小傷や割れはある。リアハブのポリカーポネイトのプロテクターは一部のツメが割れている。但し、走りに拘る人はハズして乗っているというから、走行には問題がないといえよう。ディレーラー(後輪のギア)さえちゃんと調整していれば、全く問題が無い。丁寧に乗っている積りでも、歩道から車道、その逆に乗る際の衝撃が原因ではないだろうか。この自転車は並のロードバイク並みの軽さ(10.3kg)になるものの、入門という位置づけで、クランクにズボンの裾が巻き込まないようにカバーがついている。
その部分にもクラックはあった。

 しかし点検時に報告すると経年劣化の範囲内だと言われた。パーツも消耗品であり、日々のメンテナンスを越える損傷は仕方が無いと受け容れるしかないようだ。週末のポタリングにとお考えの方は、消耗品を時間で管理するのが良いと思う。

■ポタリングの上限、往復50kmを目指して出発■

 先日町田市にある西山美術館にロダンの彫刻とパワーストーンを見に行った。

 住まいから片道約25km、往復で50km、ポタリングの上限ともいえる距離を走るのは1年過ぎたところで腕試しにはちょうど良い。しかも20前に軽快車で走ったところだから、初めてではない。行きは多摩都市モノレール沿いに走り、高幡不動で川崎街道に行き、新大栗橋を右折、乞田橋を曲がり、多摩市を南北に越えると現地に着く。坂も多摩都市モノレール沿いに進めば、日野市の急坂は使わずに済む。坂らしい坂は多摩ニュータウンの坂だが、なだらかな坂である。帰りは新大栗橋を北上し、関戸橋を渡り、サイクリングロードを走って帰る。ならば行きもサイクリングロードを使えば良いではないかと思うかもしれないが、東日本大震災以後、サイクリングロードを使う人が激増してしまい、今や歩行者と自転車が一触即発の事態も珍しくない。立川から上流はそんな心配は少ないが、中央自動車道の橋桁から下流は危ないから使わないようにしている。しかし平日の昼間であれば、対向車はたくさん来るが、上流方向に向かう自転車は少ない。

 多摩大橋を渡り、左折し、日野市の北部を多摩都市モノレールの高架橋を目指して進む。いつも駐車車両が停まっているものだが、この日は無かったので、スムーズだった。軽快車・ママチャリを含めて自転車は軽車両なのだから、原則は車道を走り、歩行者の通行に妨げにならなければ、歩道を走っても構わないとされている。が、現実には軽快車に乗っている人は歩道を良く走っている。訊くと、「車道が怖いから」、「走りたいけど、自動車の人に迷惑が掛かるから」と言う。ところが自転車の事故の実に87%(警視庁、2014年)は歩道で起きている点に注目したい。車道に出ることは一層交通社会に適応することを意味するが、要は上手く適応出来さえすれば良いという話になる。原付のドライバーによく見られる、クルマのすり抜け、信号待ちに非常に多いが、ドライバーから見てあれほど迷惑なものはない。ところが最近自転車に乗っている人間すら平気の平左で真似をするのはどういうことか。矢張り信号待ちならば、軽車両である以上、左端に寄せてクルマの後に待つべきではないか。それが交通社会の一員としてあるべき姿だろう。そういう反則技で抜いて行く輩は交通社会に適応できない人間、そのようにドライバーや歩行者から見做されても抗弁出来まい。

 と、まあ厳しく、堅いことを書いたが、対策として、ハウツー的なことを簡単に書けば、こうなる。

 ◆然るべき服装で走る。サイクルヘルメット、グローブ、サングラス、ズボンの裾を覆う帯、その程度はあった方が良い。

 ◆信号待ちではクルマの隙間をすり抜けず、待つ。すり抜けて抜いて行く輩は無視する。

 ◆駐車車両をかわす時は、手信号で膨らむことを後続の車に知らせる。

 この程度をマスターすれば良い。集団のツーリングではまた特定の手信号が必要になるが、独りでポタリングをする分には、右手を大きく右にあげるだけで十分である。更に言えば、車道に降りれば所詮は弱肉強食の社会。クルマの方が圧倒的に強い。幾ら高性能のロードバイクとて、時速25km以上で走れるライダーはそう多くない。ならばせめて自転車を綺麗にしておけ、ということになる。ちゃんと手入れして、安全装備のヘルメットを被っている人であれば、ドライバーとて無法なことはしないだろうと思う。

 多摩都市モノレール沿いの道が出来たおかげで、日野市内にある急坂にひとつも出くわすこと無く、高幡不動までは難なく今では行けるようになった。それ以前の川崎街道は対面通行で、道幅も狭かったのを覚えている。

 途中万願寺駅近くでマイミクのエウグレナさんから教わった「三河屋」という豆腐屋でがんもどきを買い、休憩に豆腐のドーナッツを買った。同じ買い食いをするならば、コンビニのファーストフードよりもずっと健康的だと思ったからだ。甘いだけでなく、元来汗っかきの私には適度な塩気もあり、おいしかった。真新しい建物だと言うと、本店は高幡不動だという。多摩川を越えると京王線の下をガードが潜ることになる。今回は難無く行けたが、歩道が人1人通れるほどしかないので、怖いと思う人は、多摩川を渡ったら、多少遠回りになるが、右折し、浅川沿いのサイクリングロードを走り、高幡橋が見えて来たら、橋を潜る手前の角を車道に降りて、左折すれば路地の踏み切りに出る。そこを進めば高幡西という交差点に出られる。後は道沿いに進めば良い。

 高幡不動も面白いところだが、ここは別の機会にしたい。多分年明けは三が日に初詣は無理だろうから、晴れた日に行こうかと思う。日野は新撰組ゆかりの街でもあり、先に出て来た万願寺駅の傍にも土方歳三記念館がある。その時に行ってみようかと思う。川崎街道も昔に比べたら幅が広くなったものだが、それでも百草園あたりはまだ狭いところがあるので、注意が必要。多摩市の一ノ宮に入ると幅がうんと広くなり、歩道も3メートル以上になる。見通しが良いので、気持が良い。聖蹟桜ヶ丘駅だ。ほぼ20年ぶりに駅前に来たので、ゆっくり走らせてみる。入らずとも面白いものだった。

 大栗橋は川崎街道と多摩川を渡って来た鎌倉街道が交差する大きな交差点だ。左折専用の信号の指示も出るので、ロードバイクで来る人も待つ時だけは歩道で待機していた方が無難だ。ここは昔から多摩市きっての事故の名所でもある。悲しいことに、この日も交差点には仏花もおかれていた。自転車は軽車両だから自動車の信号に従えば良いと頑強にならず、この交差点だけは素直に歩行者・自転車信号に従った方が良いだろう。

 そこを鎌倉街道沿いに多摩ニュータウンの方向に向かう。南側は乞田川なのでお店は無いが、北側はロードサイドにお店はとても多い。但し、ここはバス通りでもあること、実巡航速度は時速65km前後と速いため、クルマが多い時は積極的に車道に出ることはお勧めしない。尤も先に紹介した手信号で適応出来るのだが。地理に慣れているならば、乞田川沿いのサイクリングロードをお勧めしたい。聖ヶ丘付近からは舗装されているし、ポタリングの性格に合っている。

 鎌倉街道とひとくちに言うが、重複している部分も実は多い。都道、県道の番号と街道名が一致している訳ではない点が少々紛らわしいかもしれない。小田急/京王永山駅と小田急/京王/多摩都市モノレールの多摩センター駅の間の交差点を左折し、南下していく。ここは南多摩地区きっての尾根が走っており、多摩市内は町田市との境目付近まで基本的には上り坂だ。但し日野のような急坂ではなく、長いなだらかな上り坂のため、前方のギアを1速にすれば立ち乗りせずとも難無く上りきることが出来た。多摩ニュータウンの変わりようが顕著である。今や若い人達がどんどん出て行ってしまっていると聞く。それはそうかもしれない。尾根に達するまでの南北の道は幾つかあるのだが、そのどれもこれもロードサイドにお店が無い。ファミレスもコンビニも無い。勿論スーパーも無い。これでは若い人が遠のくのも無理は無い気がした。

 多摩ニュータウンの中に入った銀杏並木は黄色く色づいていた。意外と寒いのかもしれない。

 尾根に達すると、交差点に中古車センターとクルマのディーラー。一転、今度はなだらかで長い下り坂になる。多摩市内の鎌倉街道は取り締まり重点地区になっており、駐車車両は殆ど無い。自転車が車道に出た際、事故で最も多いのは駐車車両を抜こうとして自動車に接するケースだ。北側の下りには速度自動取り締まり機(通称・オービス)もある。そのため速度規制は50kmだが、走りやすかったのはありがたかった。この疾走感が爽快でもあった。自分の前を白バイがハイスピードで疾走し、スピード違反車を秒殺検挙していた。手慣れている、という感じだった。そのため、快適に下り坂で走行が出来る。白バイさんに感謝!

 坂を下り切ると、そこは町田市で、当地は近い。平成17年に完成したばかりの綾部原トンネルが口を開いている。そこを抜けると神奈川の街の標識が目立ち出す。右折すれば淵野辺(神奈川県相模原市)、左折すれば百合ヶ丘(川崎市)という標識だ。こんな軽快車のちょい上の安価な自転車でも、40歳を過ぎた良いオッサンが漕いでここまで行けるのはすごいものだと思う。トンネルを抜けて左折し、綾部交差点を左折すれば行けるはずなのだが・・・。

 美術館なのに、なぜかここまで至近になっても看板ひとつないのはどうしたことだろうか?

 最寄りの交差点に看板すら無いので、道を間違えたのかと思ってしまった。そこで綾部交差点を通り越して、その先のセブンイレブンでスポーツドリンクを買うついでに暇そうにしていたおばさんに訊くと、間違いないらしい。

 現地は小学校の裏手のアパートに挟まれて静かなところだった。

 門は何やら大名屋敷か、奉行所のような構え。博物館という方が相応しいほどだが、さしものここまで来ると看板は出ているので間違いない。

■パワーストーンの恩恵か?■

 西山美術館は東証一部上場企業・NACの創設者の西山由之さんの手によって建てられた。NACという企業名よりもダスキンの方がはるかに有名かもしれない。企業名よりも商品名の方が超有名、という典型的な例だろう。町田市発祥の企業である(現在の本社は新宿)。今はミネラルウオーターのレンタルサーバー事業も行なっている。

 ロダンについて自分は造詣がある訳ではない。ただ惹かれてやって来ただけだ。

 バルザックの彫刻が目を引く。こんなところもここに自分は呼ばれたのかもしれない。彼と私は誕生日が同じなのだ。暫くバルザックの彫刻に魅入っていた。

 だが、それ以上に圧巻だったのは、パワーストーンだった。10種類以上の巨大なパワーストーンがここに集まり、一大パワースポットを形成していると喧伝している。その言葉に嘘はない。ただしパワーストーンはそれ自体が大きくなればなるほど、人格を持つようになると聞いた。確かに人間の寿命など、どんなに頑張っても120歳に過ぎないことを考えると、何万年も掛かってそれだけのパワーストーンを創って来たこの石達から人類を見たら、何と思いあがった生物に見えるかもしれない。謙虚な気持ちでいると、不思議と気持ちは和らぐ。学芸員の若い女性も同じ思いだと聞いた。

 個人的にはヒスイが最も安らぎを感じることが出来た。私個人のラッキーカラーは緑と碧だと以前占い好きの友達からお聞きしたが、その通りかもしれないと思った。

 実はパワーストーンはいつも身につけている。ヒスイの球、勾玉が5種類、瑠璃(ラピスラズリ)、アペシュリン(緑水晶)、ルチルクオーツ、インカローズ、アメジストである。しかしそれ以上にここのパワーストーンは大きいせいか、精神的に安らぎを与えてくれた。

 美術館周辺にはご飯を食べるところは少ない。サイゼリヤか、かつやか、増田屋しかない。元々朝と昼が一緒の自分は気になるほどではないが、そのまま帰ることにした。時間に余裕があれば、小田急線・鶴川駅に向かい、白洲次郎の屋敷を見るのも良いかもしれない。

■サイクリングロードで求められるマナー■

 今度は尾根まではずっと登り坂。尾根を登りきると、なだらかな下り坂になる。多摩ニュータウン通りが見えて来ると速度自動締機(通称・オービス)が待っていることもあり、多摩市きっての取り締まりエリア。比較的走りやすかった。道を覚えたので、乞田川沿いに聖ヶ丘まで信号に引っかからずに行けたのだった。

 多摩市は人口減少が目立っているが、街自体は新しい街である。日野、八王子のような歴史の深さは無いが、その分、比較的小洒落たお店もあるというから、今度は立ち寄ってみたい。
 
 帰りは川崎街道を使わずに、関戸橋を渡り、サイクリングロードを遡って走った。矢張り予想した通り、対向車はロードのライダー達が来たが、上流に向かう自転車は自分だけだった。多摩川の風が涼しい。
スタジオジブリのアニメ・「耳をすませば」という作品に中央道の橋桁の下のサイクリングロードから川崎方面を臨んだ風景が出て来た。このアニメでは、左にカーブする多摩川の向こう岸に聖蹟桜ヶ丘の商業ビルが描写されていることは知る人ぞ知る、である。但し当時は四谷橋が無い為、見通しが良かったが、四谷橋の完成で変わってしまっている。橋自体は美しい吊り橋なのだが。

 幸いにして(?)後続から抜きに来るレース系ロードバイクはいなかったが、もしそういう自転車がいたら、さっさとよけることである。レース系ロードバイクは他人を抜くことで快感を覚える乗り物なのに対し、ツーリング系ロードバイクやクロスバイクはマイペースで走ることで快感を覚えることを前提に作られている点が異なる。

 歩行者がいたら、漕がずに抜き去るのが常道だ。手入れが行き届いている自転車ほど本来は静かなので、こちらの接近に気付かずに予測不能な動きをすることが多々あるからだ。抜き去ろうとする際にも、漕がずにブレーキに手を掛けていれば、急に出て来ても大抵は停止することが出来る。

 幸いにして、片道25km、時間に均して約1時間40分。しかし「三河屋」に寄り道したこと、途中コンビニに寄ったことを思えば、クルマで当地に行っても大差は無いどころか、道に不案内でなければ、もっと短時間で行けただろう。

■GIANTのスポーツバイク・2017年モデルは賛否両論■

 さて、最後に来年のGIANTのスポーツバイクについて語っておきたい。

 自転車は新入学の時期(3〜5月)が最も売れる。しかし実際にいつが買いかといえば、実は今頃が一番買いなのだ。メーカーとしては出来るだけ早く今年のモデルを売り払っておきたい。ということで、色に拘らなければ自転車屋に行くと良いだろう。更に来年のモデルも先行販売される場合もある。来年のモデルと今年のモデルを比較して購入するのも面白い。

 GIANTもまた来年のモデルが販売されている。

 ネットではロードに振った・・・などという記述がみられるものの、2016年モデルの一ユーザーとしてはそうは思わない。

 売れ筋のラインナップの変更は次の通りである。

 ◆ESCAPE R3:55,000円⇒50,000円へ値下げ。
 
 ◆ESCAPE RX:新グレード、RX-4が登場(57,000円)。

 ◆ESCAPE AIR(70,000円)⇒廃番。新グレード、クロスター(54,000円)登場。

 ジャイアント社は廉価モデルを出すことで、ロードに振っているどころか、裾野を広げようとしているように見える。ライバルのTREK(アメリカ)のクロスバイク、FXシリーズに最も廉価なFX1が登場した。何と5万円を切る価格で、ドライブトレインにSHIMANO ALTUSがついて来る。このモデルに脅威を覚えたのかもしれない。
 
 但し多少残念なのは、値下げ、廉価モデルの登場と引きかえに2016年モデルと比較して、細かく見ると、装備がグレードダウンしているのが見受けられる。例えばだが、R3は5千円安くなった分、タイヤはマキシス・デトネイターだったのが、ケンダ(共に台湾)になっている。同じ台湾のメーカーでもマキシスの方が一ランク上、という評価は定着している。デトネイターは中の上といったところ。

 しかも車重は10.3kgだったのが、10.7kgに増加。流石に2017年モデルでは「クラス最軽量」とは謳っていない。この車重だったら、日本のコーダーブルーム(ホダカ、埼玉県越谷市)を自分ならば買うだろう。あちらはRAILというグレードがほぼR3と同等のスペックだが、9.8kgである。しかも中堅グレードにはSHIMANO SORAがついて車重8.8kg、9万円だ。

 AIRの廃番もちょっと惜しい。どうせならば、クロスターに価格は7万円でも良いから、SHIMANO SORAを奢って欲しかった。

 2017年モデルで超お勧めはESCAPE兄弟のRX-4(57,000円)である。

 2016年モデルのR3と同じ重量で、ワイヤーはフレームの中を通り、洗練されている。もし2016年モデルのESCAPE R3を買うお金があるならば、後2千円足してこちらにしておいた方が良い。タイヤもジャイアント純正であり、KENDAの廉価版とは違う。

 ロードバイクは入門機だったDEFY(ディファイ)が上位グレードとなり、DEFY アドバンスというグレードのみとなる一方、その下に、CONTEND(コンテンド)という車種が新登場。

 これは嘗てのDEFY 2、3、4の後継を担う入門的なポタリング系、ツーリング系ロードバイクである。お勧めはCONTEND SL2だ。1は流石に入門機とはいえ105がついているので、確かに速いが、入門機という目的ならば、2で十分。といっても、SHIMANO TIAGRAがついている。これで十分だろう(定価11万5千円)。それでもケーブルはフレームの中を通っていて、洗練されている。

 廉価になったことで、ポタリング人口が増えるのは間違いないだろう。しかしそろそろ良いものには多少高くてもお金を払うという日本人の良いところを見せても良い気がするが。

 長い文章を最後までご覧頂き、ありがとうございました。
 
 


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