ボクはこの前の日記で書いた。大迫と清武のコンビが機能したことを本番のサウジアラビア戦でも継続するのか、そこに本田や香川、岡崎などのビッグネームが割って入るのか・・・
結局ハリルは前者を取った。そして成功した。
もう本田なみのリーダーぶりを発揮する清武、PKを得たときは真っ先にボールを拾いゴール前に立った。
最近はくさびという言葉を使わなくなったが、ポストプレーヤーとしての存在感を存分に見せつけ、攻撃態勢を整えチャンスを演出したのは大迫。さらにはボールが吸い付くような足元のテクニックも披露した。決定的なシーンでのミスもあって得点は決められなかったが、多くのファンはこの二人を中心に攻める日本代表に魅せられたはずだ。
代表という緊急招集チームですぐに息が合う選手というのは間違いなく高いレベルのリーグで出場し続けていることが条件であることが証明された。
彼らよりも名の知れたチームに所属していても、出場していなければ何の価値もないということを見せ付けられたのだ。
主力選手を代えて失敗すれば即刻で退任論に発展したはずだ。そのハリルの思いっきりに選手が応えた。これまで主力を張っていたビッグネームはもはやそれだけでは通用しない。
それはこれまでの主力選手に危機感を持たせ、若手選手に希望を持たせる。この当たり前のことをやったハリルはこの後、化けるかもしれない。
野球でも政治でも権力者の前には批判も何もせず、ただひたすらひれ伏すくせに、ことサッカーにおいてだけは成績が思わしくないとすぐにクビだのなんだのと大騒ぎする事が大好きなマスコミの口をぎゃふんと言わせてほしいものだと思う。
頑張れ、ハリルホジッチ!!
2016年11月15日 ワールドカップアジア最終予選 グループB 第5節
(於 さいたまスタジアム2002)
日本2−1サウジアラビア(清武 原口 オスマン)
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