先日のJGR運転会の翌日、そのまま裾野にとどまりJetcityのC58277に装備されている自動焚口戸の修繕作業を行った
この自動焚口戸はかなり便利な装置で本物のC58にも装備されていて、JetcityのC58は天井左り霧除けの内側に装備したバルブ弁のタブを左手で押す事により焚口戸が空き、そのまま右手で投炭できるので素晴らしく効率が良い
そんな便利な自動焚口戸なのだが唯一弱点が有り、それは焚口戸本体を作動させるための蒸気ピストンを作動させたあとの排蒸気を逃がす配管が接着剤で留まっていた関係で外れてしまい、左の写真の様に作動させたときに勢い良く排蒸気が機関室に噴射されてしまって細かい石炭を投入した時などには吹き飛んでしまい機関室床がぐちゃぐちゃになってしまうというものだった
それを見かねた友人がまん中の写真の様に新たに配管をロウ付けしてくれた部品を提供してくれた
.....という事でさっそくその部品の交換に入ったのだが、キャブの中は色々な装置がギッシリ詰まっている関係でその部品だけを取り外すことが困難だという事が判明し、思案した結果自動焚口戸本体をボイラーより取り外して作業をする事にした
ただそれを行うには一つの問題が有り、それは3ヶ所でボイラーに取り付いている一番下側のボルトはキャブを降ろさなければアクセスができないというものだった
その解決策として仕方がないのでキャブ床に8ミリ程度の孔を開けてそこからボルトにアクセスするという作戦を敢行した
まぁ、この孔は近い内に板で塞いでおく事にする計画だ
右の写真は取り卸しを完了した自動焚口戸の画で、このあとに新しい部品に交換を完了させ再取り付けを行った
また、向かって右側の扉にはナットの表現が有るが左には無い.....
これは最初の遠征運転会だった奈良は法隆寺のOSレイアウトにて外れてしまって引っ掛かってしまい往生した時の名残なのだが、今回のチャンスに再度取り付けを完了させる事ができたので実に気持ちが良い
また取り降ろした自動焚口戸の全般点検をしたところ、左の扉の開閉を司るヒンジボルトにかなりの緩みが有りガタガタの状態になっていて、そのまま放置した場合ドアの開閉が困難になるか、緩んで内側に飛び出した場合そのボルトがボイラーと干渉して「銅と鉄の力関係」からボイラーを傷付ける恐れがあったかもしれない
不幸中?の幸という事でぎりぎりセーフという感じで今回はそこまで大事には至らなかったので締め付けてOKとした
今回の作業は作業方針を考える時間や孔開け作業を含めて1時間だった
いやぁ〜気持ちが良い!実に有意義な時間を過ごせたJetcityだった
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