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2016年10月18日22:27

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神宮スズメの独り言2016〜6〜やっぱり明治がNO1

明治の主将にしてエースである柳君はこの秋のドラフトで大注目の選手だ。というより、この秋に急に注目度が上がった。

ストレートのスピードはない。140キロ中盤が精一杯、しかし、コントロールと変化球の切れは最高。ある意味完成された投手と言えるだろう。

東京六大学野球は終盤戦、第6週を迎えこれまで全勝で突っ走ってきた明治は早稲田との1回戦で柳君が延長12回を完投、20奪三振という驚異的な好投で完全優勝を目指した。

2回戦で明治は勝てば最終の立教戦を待たずに優勝決定だった。だが、早稲田は意地を見せる。星君を攻略し明治に対して初の黒星を付けたのだ。

昨日の雨の順延を受けての今日の3回戦。早稲田はこの試合を落とすと優勝の目はなくなる。


そして、今日の明治の先発は柳君だった。

1試合日の東京六大学野球は打撃練習が許される。早慶戦以外ではあまり見る機会のないこの試合前の雰囲気はその試合を盛り上げるのか、それとも重圧を加えるのか・・・・・


1回の表、明治は四球の走者を出したが無得点、その裏、早稲田は2三振を喫して3者凡退。

2回、明治はあっさり2死となるが7番逢澤君の安打から柳君が四球でつなぎ、渡辺君・吉田君の連打で3点を奪った。その裏、早稲田は1死満塁と攻めるが後続を断たれた。

この段階で明治は完全に優勢に立ったと球場の誰もが思ったはずだ。

だが、そうはいかなかった。柳君の投球が悪かったとは思えない。しかし、今一つ勝負にかかわる試合での力み、いや違うか・・・ムキになるところ・・・・う〜〜ん、難しくて何と言っていいかわからないが・・・・・

早稲田は3回裏、1点を返した。安打、犠打、アウト、タイムリーという典型的な得点だった。早稲田は明らかにセンター返しを狙った打撃をしていた。柳君を打ち崩すには当然の指示であり、それを早稲田の4番木田君が一番忠実に守っていた。

この1点・・・明治はどう思ったのだろう・・・・

3点を取ったすぐ裏ではない。いや、そのすぐ裏は早稲田は大チャンスを逃している。その次のイニングでの1点・・・・

いやな感じがしたが・・・・




4回、早稲田は一気に逆転する。そのとき思った監督采配・・・

先頭の中沢君が安打で出て送り、その後、三倉君も安打で続く。そこで打者はすでに2番手で好投している北濱君、当然代打だと思った。だが、彼は打席に立ち中途半端なスイングで3球三振・・・・

北濱君は先発の竹内君の後をきっちりと抑えていた。だが2点のビハインドで代打も送らずあっさり三振とは・・・・

早稲田はまだ投手陣が継投の準備が出来上がってなかったのか、それとも三振でいいから併殺だけはよせと言ったのか・・・・

だが、早稲田は答えを出す。八木君が3塁打を放ち同点に追いつくと、ここで2番の真鍋君に代打の宇部口君が送られ、見事なタイムリーで逆転したのだ。

投手には代打を送らず3球三振、そして2番打者に代打でタイムリー・・・・

監督の采配・・・・・・

北濱君は5回に1死1・2塁のピンチを招くが渡辺君の強烈なあたりは1塁手の真正面で併殺に打ち取った。だが6回、失策をきっかけに同点に追いつかれて、校歌斉唱の7回を迎える。

明治の星君は逆転を許した4回から柳君をリリーフして飛ばしていた。140キロ後半の伸びのあるストレートを中心に攻める投球をしてきた。日曜日に負け投手となりその時点での優勝投手を逃した彼はその憂さを晴らすかのような入りだった。5回6回ともそれぞれ2つの三振を奪う力投を見せていた。

だが7回・・・早稲田の応援団が校歌を歌い上げる中、四球で出た宇部口君が送りバントと佐藤君のタイムリーで決勝点となるホームを踏んだ。四球と1安打での1点、投手の責任でもないかもしれないが、このような勝負ではどうだろう・・・・


8回9回と明治は早稲田の二山君をとらえることができず5−4で敗戦、勝ち点を逃した。

これですべてのチームが1カードを残して早慶明立の4校が勝ち点3で並んだ。

明治は早稲田に負け、早稲田は立教に負け、立教は慶應に負け、そして慶應は明治に負けている。

四つ巴となった今年秋のシーズン・・・

春のシーズン、明治は勝ち点5という完全優勝を成し遂げているが、それはすべてのカードで1敗するという史上最低の完全優勝だった。この秋は無敗の完全優勝を目指し3日前の15日まではその可能性があった・・・・

明治は次の立教戦で勝ち点を上げれば無条件で優勝だ。

「やっぱり、明治が、NO1」今シーズンの明治のポスターに踊る文字は間違ってはいない。明治が一番優位であることは間違いないのだ。

だが、慶應に連敗して一時は優勝の可能性は絶望に近かった立教は希望が湧いてきた。このカードで優勝の可能性を引き寄せた早稲田は早慶戦にかける。

次節の明治立教の対戦がまずは優勝決定戦となる。そして、法政東大のカードは5位6位決定戦となる。

秋の六大学は最終節を迎える・・・・

4年生はそれぞれの思いを寄せて、母校のユニフォームを着る最後のカードに全力を尽くす。結果はどうでもいい。ただ見届けたいだけだ。



2016年10月18日 東京六大学秋季リーグ戦(於 明治神宮野球場)
明治
030 001 000 = 4
001 300 10x = 5
早稲田

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