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2016年09月18日00:24

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週記304 てんかん(神聖病)

 バイリンガルニュースでジャンヌダルクについて紹介していて面白かったので少々。

てんかん、という病気についてはあまり良く知らなかったのですが、調べてみると――

・脳の慢性疾患
・年齢、性別、人種に関係なく発症(遺伝性もあり)
・脳神経に突発的に発生する激しい電気的興奮(発作)が起きる
症状→けいれん、複雑部分発作、硬直、失神、感覚や感情の変化等

こんな感じの病気で、100人に一人くらいの割合で発症するらしいです。
特に多いのは3歳以下、または60歳以上とのことですが、基本的には薬で治療していく病気になります。

 さて、バイリンガルニュースではTopicsの一つとして「ジャンヌ・ダルクはてんかんだった?」という最近の学説を紹介していました。

学者たちがそう主張する根拠として1400年代の文献の中に登場する彼女の行動、発言についての記録を挙げています。

・週一回聖人の声が聴こえた。
・鐘のなる音が聞こえる。

また、後の方の記録では
・鐘や聖人の声が頻繁に聴こえるようになった。

とあったそうです。

学者達はこれらの症状はてんかんでよく起こる幻聴の症状と一致していると言っていて、特に後半幻聴の頻度が多くなったのはてんかんが進行したためであると言うことでした。

実際に彼女がてんかんだったかどうかの証拠はつかめて居ませんが、過去の記録との問診でそこまで分かるのはなかなか面白いことだと思いました。

 さて、そんなふうなこともあってかてんかんは神聖病とも言われるようですが、これはなかなかおもしろい示唆を与えてくれる話だと思い今回トピックに挙げてみました。

歴史上、医学が発達しきっていなかったために日の目を浴びたり、歴史的な大人物が生まれることもあったという事実が面白いな―と思うわけです。

ジャンヌ・ダルクは今の世界で生きていれば医者に連れて行かれて「ああ、ただのてんかんですね。お薬を処方します。毎食後に一錠ずつ飲んでください。お大事に」なんて言われておしまいになってしまうわけです。

彼女がどっちの時代に生まれたほうが幸せだったかなんて私には判断する権利なんてありませんが、生まれる時代と言うのは私たちが思っている以上に重要だと言うことを思った今日此の頃でした。

以上

【最近のDiary】
・Canada
 I’m planning to go to Canada middle of November. Because I want to watch an aurora. Yellow knight is my destination. Only my worry thing is the coolest climate. In my research result, November’s average temperature is -15 C. That’s too cold! I should prepare the wormiest winter wear!

【最近のPenguins】
・ペンギンバー’s ペンギンズ(Photo No.1)
 写真を整理していたら出てきたので。池袋のペンギンバーにいるのはフンボルトペンギンx4。身体の模様はそこまで私好みではありませんが、ちょこちょこ動くのはなかなかに愛らしい!キングペンギンとの差は底にあります。光るものを近づけるとぴょんぴょんって顔を振ったりします。可愛いけど可愛そうなんのであんまりやらないであげましょう。
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