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2016年06月09日21:34

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雨を撮った

 ラズリと散歩するとき、近場の場合はクロックス、1時間くらいの長時間なら履きつぶした革靴を履く。靴箱に収納された靴は15足くらいあって、そのうちの過半はこの1年に履いたことがない。1年間袖を通していない服は捨てなさい、という教えに従えば、5足を残してあとは捨てろ、ということになるのだが、買い物に興味がなくなった昨今、捨てたら買い換えないだろう。それも淋しい。それで、1年以上履いていなかった茶系の革靴を手に取って、軽くマッサージをするように靴クリームを付けた布で磨いたり揉みほぐしたりして、革が柔らかくなるよう念じた。2年は履いてなかった、というか買って履いた回数は10回くらいだから、結果的に履き心地がよくなったかどうかなんてわからないが、手入れした靴を履いてラズリと散歩に出かけた。
 50メートルほど歩いたところで、普段の散歩時より背が1センチ以上高いことに気づいた。当たり前だ、靴底がある革靴とクロックスでは高さの差が1.5センチはあるから。
 歩き心地は思ってたよりもいい。もともと茶色の靴は自分に似合わないと思っているので、これからは逆に普段の散歩でこの靴を履いて、履きつぶしていくのがいいかもしれない。靴底が少し厚いので、クルマの運転はどうかな? 郊外のラーメン屋くらいまで試し運転ならぬ試し靴をしてみよう。
 たった1.5センチでもずいぶんと視覚に差が出るものだ。普段の散歩コースなのに、景色が違って見えた。帰りは花の寺として知る人ぞ知る大巧寺の境内を通ると、全部で7種か8種の山アジサイがほぼ満開になっていた。カメラなんて邪魔になるだけなので携帯してない。いったんラズリ様をご自宅までお送りあそばして、デジイチを持ってまた来よう。
 庭の「バケツ畑」で育てているトウガラシの育ち具合を見ているのだが、今年は去年に較べて成長が遅い。去年は去年で一昨年よりも成長が悪いと思っていた。20年以上前から地球は温暖化している、と言われているし、事実最高気温は更新を続けているのだが、こと我が家というか鎌倉に限って言えば、都市気候の影響がほとんどないため、気温の上昇はないに等しい。むしろ、春から夏にかけての温度は少しずつ下がっているような気がする。トウガラシの成長を毎年見守っての印象だけではない。夜の9時を過ぎる頃から吹く風然り、日中の陽差し然り。ただ、冬の寒さは緩くなってきた。四季全体を通してみると、気候がのっぺりと平準化しているような印象だ。冬暖かく、夏涼しい。春秋に夏のような暑い日があって、真夏なのに秋の夜のような冷えこみがある。
 4〜5年前は7月初旬になるとトウガラシに緑色の実がなり始めたものだが、今年は7月末あたりじゃないか、と想う。
 デジカメを持って再度、大巧寺を訪ねた。
 日本中が西洋アジサイ一色になった。桜がソメイヨシノ一色になってしまったのと同じだ。確かに西洋アジサイは目立つ。どんな人でも一目でわかる鮮やかさがあるし、花が大ぶりゆえの華やかさもある。巨乳のガイジンと同じで、若い頃は好きだったのだが、どうもこの何年かは西洋アジサイがうざったくなってしまった。シャラポワが2年間の出場停止という処分を不満に思う私ではあるが。
 大巧寺ではクロヒメとうずアジサイと甘茶が満開。好きこのんで山アジサイを見に来る観光客は少ないだろう(写真左はクロヒメ)。
 10分ほど観賞しながら写真を撮っていたら雨が落ちてきたので帰宅。
 家に入る前に、そうだ雨の写真を撮ろう、と思いつく。家のそばにある小さな池は周囲がアジサイだらけで、雨が降ると幻想的な景色になる。
 ここでは西洋アジサイだ。が、古木ゆえか、可憐な花がつく。
 葉っぱに雨粒が溜まっていた。
 雨粒は一つとして同じものがない。たまにはこうして雨を間近で見るのも一興だと思う。
 
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