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2016年05月30日00:00

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【ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳わたしの国貞】

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先日の美食で上京した折に、駆け足で行って参りました!
土曜日の開館直後でしたが、結構な混み具合でした。
キュレーターさんのアドバイスに従い、後半以降の美人画辺りから鑑賞。
最後の方は結構余裕があって、じっくり観れましたね。
最初の辺りの武者絵、妖怪、幽霊画はずっと混み合っていて、残念ながら遠目に観ることしか出来ませんでした。
まあここら辺は個人的にも好きなジャンルなので、他の展覧会で既に観たことあるんですけどね〜(負け惜しみ)

今回の展覧会では、同時代に活躍した二大浮世絵師、歌川国貞と歌川国芳の対照的な作風を楽しみながら、江戸の風俗を体感することができます。

うーん、流石はボストン美術館のコレクション。
保存状態がいいものばかりでしたね!これには感心しきり。
あと、美術館で本物の浮世絵を観ることのメリットとして(本では中々分からない)刷りや彫りの技巧が堪能できるってところがあると思うんですけど。
その点も素晴らしかったです!
いやぁ職人技が眩しいくらい!幕末のこの頃になると、技術的にもかなり爛熟した時期なのではないでしょうか。
色使いも鮮やかで、技術の粋を凝らした作品が目白押しです。

オープニングは、壁に照射されたプロジェクションマッピングから。
猫がわらわら飛び出してくる映像。国芳の猫好きは有名ですが、江戸の庶民は多くが猫派。
浮世絵にもよく登場します。
第一幕は英雄の怪物退治、幽霊画、武者絵等々。
ここら辺は、国芳の独壇場ですね。
豪快で逞しい男達に、大胆な構図。
やはり迫力がありますね〜。躍動感がすごい!

二幕目は役者絵がメイン。
ここら辺ではぐっと国貞が輝いてきます!
「御誂三段ぼかし」とか「五人男揃浴衣」とか、完全にイケメンブロマイドじゃないっすか!
特に揃浴衣には心臓わし掴まれましたわ…当時生きてたら確実に集めてたわ…。
今見てもめっちゃかっこいい!!
五人揃いのデザイン、それぞれがタイプの違うイケメンなんだろうな、ファンは誰推しとかあるんだろうな、と想像が広がります。
今も昔も、人は変わりませんねぇ…。
私は歌舞伎については知識がないのですが、このキャラクターを演じている役者の誰々、というのも萌えポインツなのだと思います…!!(力説)

そして最後は美人絵ですね。
意外と国芳もいっぱい描いてる!!
国貞は美しく華やかな花魁の印象が強いですが、国芳はとにかく気風の良いさばさばした印象がありました。
どちらの画風も美人ばっかり〜、目の保養です!!
「見立邯鄲」はこれ、団扇の部分本当にどうやって彫ったのでしょうか。
向こう側が透けて見えるデザインなのですが…改めて職人技の凄さに痺れました。

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あまり時間が無くて駆け足になってしまいましたが、それでも漲る庶民パワーに圧倒されました!
やっぱり浮世絵っていいなぁ…vv
お土産には、図録とガチャを回しまくりvvvv
根付は最後まで本命の猫骸骨が出なかったのですが、ガチャ付近でうろうろしつつダブったことをアピールしていると優しいお兄さんにトレードして頂けました(^▽^;)
いやぁ猫好きスカル好きには堪りませんね!
これ、絵では分からない裏側もちゃんと猫してるんですよ…感激!!
マグネットは欲しかった野晒悟助や相馬の古内裏が出なかったんですけど〜…、さすがにこちらはフルコンプ無理なので断念。

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お土産もほくほくで会場を後にしたのでした!



   



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