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2016年04月24日07:06

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伊藤若冲

キャッチフレーズは
『ひと月限りの、この世の楽園』。

生誕三百年記念
若冲
@東京都美術館
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連休を含むわずか1ヶ月の会期で、宮内庁収蔵館から釈迦三尊+動植綵絵30幅の全展示です。

少しでも空いているうちにと会期最初の週末に行きました。

頑張って早朝から並んで正解。
30分早まった開館時館には300人くらいの待ち列ができていました。

構成
【1F】画遊人、若冲(1)
鹿苑寺の《襖絵》や"犬とホウキ"
83年ぶりに発見された岡田美術館の《孔雀鳳凰図》
宮内庁尚蔵館の《旭日鳳凰図》etc.

【2F】《釈迦三尊像》と《動植綵絵》
京都相国寺から《釈迦三尊像》3幅
宮内庁尚蔵館から《動植綵絵》30幅全て

【2F】画遊人、若冲(2)
栃木県佐野市立吉澤記念美術館から《菜蟲譜》
大阪西福寺から《仙人掌(サボテン)軍鶏図襖絵》
京都国立博物館から《石灯籠図屏風》
MIHO MUSEUMから《象と鯨図屏風》etc.

【2F】米国収集家が愛した若冲
メトロポリタン美術館から《月梅図》
デンバー美術館から《菊花図》
エツコ&ジョー・プライスコレクションから
《葡萄図》《旭日雄鶏図》《虎図》
そして《鳥獣花木図屏風》etc.


まあこれだけ1度に観ることは以後生涯なさそうです。

画集でさんざん見ていても、やはり動植綵絵の実物の「大きさ」と「描きすぎ」ともいえる超絶技巧には驚かされます。
また、辻惟雄さんもおっしゃるように、極彩色のイメージとは違って落ち着いた色調であること、
それが濃灰色の肌裏紙や黄土色の裏彩色等の故であることも実感できました。

心に残った作品は多々ありますが1つは《紫陽花双鶏図》。
プライスコレクションからときを経て描かれた動植綵絵の同タイトル作品があります。
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今回両方を見られましたので改めて比較すると、
画面の使い方、双鶏の関係性、雌鳥の羽の浮き出るような水滴模様?
明らかに後者の方が私は好みでした。


特設ショップで《池辺群虫図》《菜蟲譜》のミニダブルファイルや象さん手拭いなど購入。
ファイルは開いた見返しがイイです。
《群虫図》の蜘蛛の巣がデザインされたTシャツ黒は
早くも売り切れていました。


短い会期のなかに展示替えがあります。
今回未損ねたのは《石峰寺図》《果蔬涅槃図》etc.

5月24日まで。
http://jakuchu2016.jp/

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上野まで来たついでに東京国立博物館で
岩佐又兵衛の洛中洛外図屏風(舟木本)観てきました。
今回国宝になったのですよね。

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ギャラリースコープ大活躍。
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