一物全体　身土不二　陰陽

何か月も雨が降らず、深刻な水不足のカルフォルニアでしたが、ここのところ雨が降っています。
昨日は雷雨。丁度雨がひどい時に外を移動せねばならず、池に飛び込んだみたいにびしょ濡れになり、家に帰るまで寒くて震えていました（＾＾；）

ハワイ島で散々南国果物、アボカドを食べていたので、結構冷える体。
昨夜は久々におでんにしました。
オーガニックも置いているジャパニーズストアで蓮根を見つけたので、牛蒡と一緒にすりおろして、少し紫蘇を入れてお団子を作っておでんの中に。
暑い時は麺類ばかりでしたが、昨夜は黒米を入れた分搗き米ご飯。
体が温まりました（＾＾）
子ども達もおでんをばくばく食べて汗をかいていました（＾＾；）

マクロビオティックスは一物全体、身土不二、そして陰陽が基本。
人間は肉食動物でも草食動物でもなく穀食動物なので、その土地にできる穀類を中心に、その土地や季節にできる野菜や豆、海藻等を皮なども丸ごと一緒に、陰陽バランス良く食べます。

今まで三食毎日動物性食品を食べていた人が「動物性食品を一切食べない、野菜や果物を中心に食べる」という食事に変えた場合、体内に過剰に入っている動物性食品を代謝させるのには効果があると思います。
でも、こういう食事を何年も続けていたら。。。ましてや寒い土地で何年も続けていたら、野菜や果物と言う陰性食品が今度は過剰になってしまい、体に力が入らなくなってしまったり、血液が薄くなって貧血の症状も出てくることがあると思います。
また、動物性食品は一切食べず、メープルや甜菜糖等の甘い物を過剰に食べていたら、やはり体は陰性に傾いて精神的にももろくなったり、冷え性にもなると思います。

持久力を付けてくれ、良質な血液を作ってくれる穀類を中心に陰陽バランスよく食べることがマクロビオティックスであり、マクロビオティックスとはVeganになることではありませんね。

群馬のお百姓さんは「昔はほんまもんの熊を食べたら二年は体がぽかぽか温かった」と言われていたそうです。
ってことは、体を温めるために頂く動物性食品も2年に一回食べれば十分で、必要以上に動物の命を頂いていれば、地球全体の秩序が狂ってくるはず。
そして、毎日３食動物性食品を食べていれば確かに体の中が一年中カッカしていて、冬でも半袖でいられたり、冬でもトマトやアイスクリームを欲したりするのも分かります。

ハワイ島とは違って、カルフォルニアの冬は寒いとは言え、動物性食品を必要とするほどではないと思いますので、寒くなる季節に向け、根菜類や煮込んだお料理を中心にし、その季節に宇宙が用意してくれる物で充分に過ごせるような家族の体作りをしていくことが主婦の務めであり、主婦の宇宙への貢献の仕方なのかもしれませんね。