以前にも書いたことですが、物語を書くことによって世の中に出ている小説の構成うまさを痛感する限りッス。
前回に引き続き、「僕だけがいない街」4から6巻を読みました。
6巻に及ぶ物語の中に一切の余計な話が入っていないため、非常に高密度な話になっています。
加えて感心っていうかいいなーと思うのは、ロジカルに組まれた物語の全体像です。
語られない部分を含めて、一つの物語の舞台がすべて作者の頭の中に描かれていて、小さな、でも詳細に考えられたロジカルな世界の存在を感じることができる、
だから、その中で起きる事件や出来事の必然性が、たとえ語られなかったとしても作者の頭の中の小さな世界のどこかにある。
矛盾がなく、そして自然に流れるような物語はそういったロジカルな世界の存在を感じさせてくれます。
こんな適当な言葉で通じるかはわかりませんが、「僕だけがいない街」にはそんな一種の固有結界のような、独特の世界を感じることができます。
思えば、これまで私が感動したり、すごく好きになった作品にはそういうしっかりした世界を感じることができたように思えます。
薄っぺらな設定や行き当たりばったりなこじつけで作られた物語は書くのは簡単ですが、引き込まれるような生きている物語の世界を形作ることはできません。
最近のノベル批判ではないですけど。
関係ある話かどうかは定かではありませんが、私の感覚として、プロ作家が出版した最初の小説、いわばデビュー作というのは得てして一番面白いことが多いように思えます。
二作目以降が必ず駄作だというわけではありませんが、何となくそう思うわけです。
例えば、
ブギーポップは笑わない、
リアルライフ〜この時代に生きるということ〜、
クビキリサイクル、
ソードアートオンライン、
ダブルブリッド etc.
どれも鳥肌が立つくらい詳細に考えられた世界観を持っています。
そして、一番深く考えられて書かれたものがデビュー作としてでているわけですから、二作目以降とは思考の密度がちがいます。
物語の語られる部分、語られない部分。
私は物語に奥行きを与え、重さを与えるのはそういう、日の当たる部分と影の部分の作り方だと、最近思っています。
物語の全体像を描くためのプロットも書きますし、論理付けもしますが、私にはまだそういう質量のある物語を書くことはできていません。
わかっていても、なかなか難しいところなんです。
次に書く物語はそういうところも考えて、いつもよりプロットを10倍くらいにして質量感を出して見ようかな。
以上。
P.S.
以前もしかしたら書いたかもしれませんが、アルファポリスのほかにエブリスタという小説などの投稿サイトを利用し始めました。こっちのほうがいろいろな人の目に留まっていいっすね。ちなみにアルファポリスで投稿したものを推敲してエブリスタに載せているのでこっちのほうが読みやすくなってたりします。見つけてみてね。
【最近のgym】
・プール始めました。
短期契約で通っているジムにプールがあるのですが先日初めて行ってきました。まともに泳ぐのは数年ぶりで呼吸も何もかも結構鈍っていました。何が辛いってちょっと泳いだだけで心臓バクバクなのが辛いっすよね。呼吸タイミングが制限されて激しく動くのは中々にハードっス。500メートル位泳いでプールでたら酸欠で死にそうになったんで今度からは抑え気味でいこうと思います。3回に一回プール位が良いっスね。
【最近のnightwatch】
・旗のある風景(Photo No.1)
夜の闇の中、街灯に照らされて浮かび上がった旗が綺麗だったので。私の今住んでいる町ではもうすぐ祭りがある様です。東京の祭りと違って街全体が活気付くのは、地方特有の情緒あふれる風情がありますね。
・街灯(Photo No.2)
暗闇に浮かぶ街灯は無駄な背景が消え去っていて良いね。
【最近のパズドラ】
・ネプチューンドラゴン(Photo No.3)
久しぶりに書きますが、ついに念願のネプドラをゲット!4体目のカーリーとか何体目かもわからない緑おでんとかのおかげです!もう出なくて良いよ。サラスPTの運用も良い感じだったので水PTを強化しようと目論んでます。プラス降りしていく所存。主にPTではアンドロメダとかガブリエルとかカリンが活躍してるのでこの辺りを中心に振っていこうかな。最初はカリンか?MPドラゴンの可能性にちょっとワクワクしてきた今日この頃。
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