・はじめに
この店はインターネットで検索しても見つけられなかった。
もちろん、自身の事前調査でも引っかかってこなかった店である。
この店の後にもいくつか店を回ったため、正確な場所を忘れてしまったのだが、
少なくとも大通りか中央通沿い、通りの北側のほうにあったのは確かだ。
何となく歩いていたら突然、中華料理の看板を見つけたので、慌てて入った次第だ。
・対象
営業時間：調査できず 定休日：調査できず
ギョーザ6個400円
カウンターのみ9席
入ると男性と、三角巾をつけた女性とがカウンターに座っている。
いずれも従業員である。60歳は既に過ぎているぐらいだろう。
カウンターのところどころに酢・醤油・ラー油とが置いてある。
そのカウンターだが、手前に傾いており、例えばビー玉を乗せれば転がり落ちるだろう。
・結果
注文をすると、男性ではなく女性のほうが調理を始めた。
大きさは中程度で皮はやや厚い。焼き目はやや軽い。
粘度のある餡だ。
ニンニクなどの臭みは感じられず、甘みも強いわけでもない。
・考察
この店の雰囲気は好みである。
��-63：中華料理 香蘭のような、星霜ここに幾十年、という雰囲気の店。
自身がまだ為しえていないことをたくさん重ねてきたと思えるからだろうか。
そんな感傷に浸りながら、しかし餃子の味はまあ普通だろうかと思いながら食べた。
結果に書いたとおり、餡は完全に固まりきっておらず、とろりとした食感である。
このぐらいの食感の餃子は過去に食べたことがあったのだが、どこだったかは忘れた。
ただ、このような餃子の印象は、今まではあまりよろしくなかったのだが、今回は違う。
これ、意外に良いではないか、と、かなり前向きな印象を受けた。
・まとめ
評価は4にする。好みに近いというわけではないのだが、ここは4にしたい。
上手く説明しづらいのだが優しい味、という印象だった。
この味にはなかなかお目にかかることができないと思ったのだ。
しかしながら、ここの店もあと何十年も続くとは思えない。
立地も悪いわけではないし、継承者が出てくることを望みたい。
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