今日はニーチェ(170年前のドイツの哲学者)の言葉を紹介します。
彼はキリスト教道徳はありもしない価値を信じ混ませる宗教で、生きている人間のためではないと考えていました。
しかし、同感する言葉もあるので紹介します。
『批判という風を入れよ』
キノコは風通しの悪い、じめじめした場所に生え、繁殖する。
同じことが、人間の組織やグループでも批判という風が吹き込まない閉鎖的なところには、必ず腐敗や堕落が生まれ大きくなっていく。
批判は疑い深くて意地悪な意見ではない。
批判は風だ。
頬には冷たいが、乾燥させ、悪い菌の繁殖を防ぐ役割がある。
だから、批判はどんどん聞いたほうがいい。
(ニーチェ)
批判の風を好まない
会社は腐敗が始まっています。
あなたの会社は大丈夫ですか。
『古典を読む利益』
おおむね読書はたくさんの益をもたらしてくれる。
古典は特に滋養に富んでいる。
古い本を読むことで、私たちは今の時代から大きく遠ざかる。
まったく見知らぬ外国の世界に行くこともできる。
そうして、現実に戻ったとき、何が起こるか。
現代の全体の姿が今までよりも鮮明に見えてくるのだ。
こうして、私たちは新しい視点を持ち、新しい仕方で現代にアプローチできるようになる。
行き詰まったときの古典は知性への特効薬だ。
(ニーチェ)
私が古典を愛しているのはまったくこの考えがあったからです。
古典を知ることが、現代を新しい感覚で見れるからです。
また、古代の考えは現代にも十分通用するからです。
ニーチェに勇気をもらった気がしました。
そんな、ことを考えながら古本屋を散策していたら、
一冊の本にめが止まり買ってしまいました。
『良寛と聖フランチェスコ』
です。二人には宗教家としても、人間的にも共通点がある。
仏教とキリスト教のおしえを忠実に実行したこと。
二人とも慕っていた女性がいたことも。
私は仏教とキリスト教を取り上げて紹介してきましたが、この本はそれが、間違いないと導いてくれたと感じて感謝しています。
私を導く力を感じています。
ありがたいと思います。
合掌
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