他人を自分のモノサシで測らない。
『あまり賢くない人が、他人を指して、あの人はたいしたことないなと批判するのはまったく見当違いというものだ。
自分の専門外のことについて、他人と争ってはいけないし、
またどちらがまさっているなどと言い争うものではない』
(徒然草・第193段)
吉田兼好は自分よりも下だと思ったら、ほぼ自分と同じ、同じ位と思ったら、自分よりも上、
そして自分よりも上だと思ったら相当すごいものだ。
目線の低い人は高い場所が見渡せないし、
背の高い人は低い場所を見通せない。
他人を自分のモノサシで測るのは愚かなことだと述べています。
どの職場でもいますね。
人をけなしている人。
ドイツの詩人ゲーテも同じこと述べてました。
『友達の欠点をあげつらう人々がある。
それによって何の得るところもない。
私は敵の功績に注意を払い、それによって利益を得た』
『われわれの持っている天性で、徳となり得ぬ欠点はなく、
欠点となり得ぬ徳もない』
誰かに笑われる欠点だって、別の誰かにとっては素晴らしい長所になっていることもある。一面だけで判断すべきでない。
自分が愚か者と吹聴しているようなものだと
述べています。
古代の人達も感じているのです。
自分のモノサシで測らない。
自戒の言葉としましょう。
さあ今日は早番です。
また、楽しいシニア会の旅を計画しています。
仕事の励みになります。
よき日をお迎え下さい。
合掌
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