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2015年10月10日19:57

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浮き沈みの人生


長い人生には必ず浮き沈みがあります。

得意の時もあれば、思わぬ逆境に見舞われ、ひそかに涙を流す時もある。

それを、どう乗り越えたらよいか。

『墨染(すみぞめ)のわが衣手(ころもて)の広くありせば、世の中のまどしき民(たみ)を覆(おは)はましもの』

(良寛)

僧として器量が大きければ、世の貧しい人々を助けてあげたのに、それができないでいることよ。


『世の中の栄枯と盛衰を見ていると、空の雲がいろいろと形を変えるように移り変わる。

思えば今までの50年あまりははかなく、ひとつの夢の中の出来事のようであったよ』
(良寛)

あんなこと、こんなこともいろいろあった。
だがそのすべては、べつにどうということもないほどの、夢の中の出来事のように去って行ったよ。


私も良寛の言葉に同感しています。
いま、辛く苦しい日々を過ごしている人に、
辛抱してとエールを送ります。

今は夢の中の出来事だから、

そのうち、覚めるから

心配しないでと。

諦めないでください。



人にはそれぞれ定められた命があります。
これを『定命(じょうみょう)』といいます。

生きるとは

「預かりもの」の命を

大事に使うことなのです。

寿命がくれば

その命を大切に

お返しするのです。

仏教では命の価値は長生き、短命の時間の長さではないと言っています。

大切なことは、自分に与えられた命を

「いかに使うか」

だと説いています。

ゲゲゲの水木しげるさんも

『バカだなあ。死んでしまっては何もならんよ。
幸せってものは生きていてこそ感じられるんだ。
噛みしめられるんだよ。
考えてみろ。死んでしまったら肉体がなくなって魂だけになるだろう。

魂だけになったら幸せを実感できないんだよ。
幸せってものは、体と心で感じてこそ初めて分かるんだ』

と述べています。


今日は

浮き沈みの人生


預かりものの命

について




書いてみました。



生きる力になれば



合掌
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