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2015年09月08日23:23

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【特別展琳派400年記念 琳派と秋の彩り】



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【特別展 琳派400年記念 琳派と秋の彩り】

冥途のみやげ展を鑑賞した後、その足で向かいました。
山種美術館も、初めて訪れました〜。
午後から天気も良くなって、恵比寿駅から上り坂を上がって行ったので全身汗だく(^▽^;)
しかし面白い通りでしたね。
お洒落なお店が並んでいるかと思えば、昔ながらの雑貨兼駄菓子屋さんがあったり、果物兼魚屋さんがあったり。
超巨大ダヴィデ像には大爆笑でしたけれども…。

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山種美術館は非常にシックでシンプルな建物で、気付かず通り過ぎてしまいそうな外観でした。
東京って周りと喧嘩せずこういう風にひっそりと存在している美術館も多いですよね。
今回の展覧会は、大好きな琳派!
それもこの季節、秋をテーマにした絵画が多く展示されています。
平日ということもあってか、館内は人もまばらでゆったりと鑑賞することが出来ました。
しかしこの季節、長袖一枚持っていかないと鑑賞どころではなくなるのでご注意〜。

これだけ集中的に琳派の作品を観る、という機会も中々無かったのでとても面白かったです。
たらし込みや同じモチーフを繰り返す技法なども、意識して鑑賞することが出来ました。
酒井抱一「秋草鶉図」
この、月が黒く塗られているところが面白いですよね。
銀が変色したとかではなく、初めからこの色だったということに驚きましたが、全く違和感ないですもんね。
これ確かに銀色だと軽佻浮薄な感じがするから(私がイメージしてるのがアルミホイルみたいな銀色だからですが)、やっぱり黒で正解ですよね。
針のように細いススキの葉と対照的な、丸っこい鶉が可愛いです。
大迫力だったのが、加山又造の「満月光」
タイトルに反して、月の光は小さく遠い。
手前に咲き誇る秋の草花と、遠景の噴煙を上げる猛々しい山の姿が、恐ろしくもあり雄大で切なくもあり…。
この風景の中で、びょうびょうと秋風に吹かれているような心持ちでした。
これは実物を観れて良かった。

これだけの作品がほぼ全て、山種美術館の所蔵品というところも凄いですよね。
展覧会、自分とこの絵画だけで賄えちゃうんですから…。
会場は地下1フロアだけですから、ビルの上階は収蔵品庫と修復スペースなのでしょうか?
一体どれだけの作品があるのでしょう〜?

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今回、美術館で購入したお土産。
下の2つは、飴ですね。
中身がとても美味しそうだったのですが、外側はポストカードとしても使えますし、このまま切手を貼って相手に贈ることもできます。
こちらのミュージアムショップは、手書きPOPがとても可愛くて商売上手!
危うくほいほい散財するところでした…危険きけん!
時間にも余裕があったので、まったり楽しむことが出来ましたvv
次はカフェで、作品をモチーフにした和菓子を食べながらお茶してみたいなぁ〜。
いつか、速水御舟の「炎舞」も実物を観てみたいものです。


   

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