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2015年08月18日01:04

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不安の裏側

何かを始めようとする時は誰もが不安な気持ちになるものです。

僕達の時代は金の玉子と呼ばれた中学出の集団列車が上野にやって来ました。

みんな期待と不安を胸に抱いて上京してきました。
お陰で東京は立派に復興しました。

新しい職を探している人や

親の自宅介護を始める人もいるでしょう。

私もそうでした。

始めは先行きの不安が付きまとうものです。


何事も始めは不安になるものです。


芭蕉だって、そうでした。

野ざらし紀行のタイトルになった句があります。

『野ざらしを

心に風の

しむ身かな』


旅の途中で野たれ死にして、野ざらしの白骨になることも覚悟して、いざ旅立とうとすると、

折からの秋風が冷たく心の中に深くしみ込み何とも心細いわが身であるなあ。

と詠んでいます。

仏教の言葉に

『菩提心』(ぼだいしん)があります。

自らが仏教に道を得ようと志すことです。

覚悟が定まった時、

事は半ば以上

成っていると説いています。

古人は

『朝に道を聞いたら

夕べに死んでもよい』


と覚悟の心を表現しました。

禅語にも『不安の裏側にある自信に目を向けよ』と説いています。

不安の裏側に、必ず自信というものがあるはずだから、

不安の時ほど、自分を信じなさいと。

不安が一杯のあなたに


勇気が与えられたら


ありがたく思います。


合掌
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