導きの言葉

夜勤明けで寝ていました。
10分おきに部屋から出てきて

『いつ家に帰るのか？

家に電話してくれ！』

と夜中零時まで聞きにくるおばあさんに疲れてしまった自分はまだまだ未熟だと思いました。

軽く聞き流すのができないから、その都度対応していたからかも。

おばあさんは心配症なのでしょうか。

朝も４時からこの調子でした。

前回は大声で叫びつづけたおばあさんでしたが入院のため退所した。

今晩はいいなと思ったんだけど介護は大変ですね。


ところで私がよく仏教や禅語を紹介するのは
宗教にこだわるのではなく、言葉に惹かれているからです。

特に『禅』には人間がこの世で生きていくための根本となる教えが満載です。

人が幸せに生きるための、ヒント「生きる知恵」の宝庫だからです。
また「本来の自分の姿」に出会うこともできるからです。

他人の価値観に振り回されない、シンプルに生きる。

それが、禅です。

生きにくい世の中だからこそ「禅」を紹介したいのです。

禅は今では海外でも人気を集めています。
私の尊敬するベトナムの禅僧ティク・ナット・ハンはフランスを中心にヨーロッバで禅の心を広めています。

いまや、禅の言葉は

世界の悩める人々を救っているのです。

今日は禅語より

『本来無一物

無一物中無尽蔵』

（ほんらいむいちもつ

むいちもつちゅうむじんぞう）を紹介します。

人間はうまれながらにしてもっているものなど何もない。

しかし、誰もが無限大の可能性を秘めている。

という意味です。

だから何も恐れることはない。

何も心配することはない。

それが、真実であると教えています。

好きな言葉を家に飾って、

心静かに自分の心と向き合う時間を持って下さい。

必ず導いてくれます。


合掌