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2015年07月27日08:39

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【コンサート】青島広志のバレエ音楽ってステキ!(25日ソワレ)

シェフチェンコの田北さんが音頭を取る「グラン・ガラ」、
希望席が入手できないうちに見損ねてしまったが、
東京公演をご覧になった我が師によれば、
良い舞台だったとか。

・10人しか出演していないとは思えない充実ぶり。
・(ローザンヌ2014優勝者の)二山くんが観られたのも嬉しかった。
・エフセーエワさんも来日したばかりとは思えない出来映えで、
 ドン・キホーテはロシア・バレエを観た!!という感じ。
 ますます大人っぽく綺麗になって、踊りは技術的にも抜群、
 堂々とした貫禄さえ感じた。
・田北さんとコルプさんのロミジュリ、意外に思えるけど、
 透明感があって爽やかでとても良かった。

うー、サンライズ・プロモーション東京のあほー!(笑)


そういえば、8月31日、渋谷のさくらホールで、
「ロシアの芸術美」というガラ公演がある。
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=29610
ロシア文化フェスティバルの後援イベントで、
谷、牧などのバレエ教室からダンサーが派遣され、
メインはミハイロフスキーのおしどりペア、ペレン&シェミウノフ夫妻。
この2人は観たいのだが...。


3回目となる表題公演、
基本はオーケストラの演奏会だから、
4歳以下は入場不可。3歳以下(4歳未満)はダメの、
光藍社と東バの「バレエまつり」よりは若干敷居が高い。
...3歳と4歳、そんなに違うんだ?

それにしても青島さんのウィットに富んだ語りは、
事前に練っているのかアドリブなのか。
少なくとも宮尾くんにはシナリオ担当がいる。(笑)

今年の演目は次の通り。

【第1部】
 「オネーギン」よりラーリナ・ワルツ
★「海賊」より鉄砲の踊り
 「セルセ」よりオンブラ・マイ・フ
 「コッペリア」よりマズルカ
★「ドンQ」よりヴァリエーションとコーダ
 「シエラザード」より若い王子と王女

演奏は設立10周年を迎えた
シアター オーケストラ トーキョーで、
★印はダンサーが登場する曲目だが、
最初のラーリナ・ワルツにも、
バレリーナの「イメージ」通りの、
白いチュチュを着た女性ダンサー2名が登場した。

曲の合間には、青島さんと宮尾くんの掛け合いで、
バレエやオーケストラに関する基礎知識トークがあり、
今回はオデット&オディールが振付の違いを披露。

オケピには蓋がされ、ダンサーたちが踊るのはその上。
舞台上には普段の5割増し? 編成のオケが展開している。
ちなみに来たる11月15日には、
チャイコフスキーとバレエ曲をテーマにした、
10周年記念コンサートもある。
http://www.theater-orchestra-tokyo.com/concerts/index.html

「ドンQ」の踊り担当は佐々部さんと井澤くん。
佐々部さん、筋力を付けたのか、
以前よりも踊りが安定していた。
井澤くんは冒頭、
気負い過ぎたのか着地でよろけてしまったが、
すぐに気持ちを切り替え、
失敗を忘れさせる気合いのパフォーマンス。

「シエラザード」は透明感のある演奏で、
ルジさんやマハリナさんは脳内に現れなかった。(笑)
前半はローティーン、後半でもハイティーンのイメージ。

【第2部】
 「ロミオとジュリエット」より街のお祭り
★「くるみ」より行進曲、中国人形、フランス人形
★「フィガロの結婚」より序曲
 「アルルの女」よりファランドール
★「白鳥」より四羽、黒鳥のアダージョとコーダ
 フィナーレ(ラデツキー行進曲)

「フィガロ」の踊り担当はバレエ・ジェンツ。
演奏後は、彼ら5人の個別紹介と、
ディナーショー公演のPRも。(笑)
http://ameblo.jp/ballet-gents/

5人の中でも益子くんは回転が、福田くんは跳躍が得意、
ということで実演もしてくれたのだが、
益子くんも気張りすぎたのか、
最後によろけて床に手をついてしまう。
続く福田くんは、高い跳躍後、
益子くんを真似てわざとらしく床に手をつき、
観客の笑いを誘う。こういう遊び心が宮尾くんにも欲しい。

トリの「白鳥」は、
ジークがプリンシパルの遅沢さん。
先日の「海賊」でも気迫のコンラッドを魅せてくれたが、
この日は外の蒸し暑さとは無縁の、
爽やかで軽快、切れ味鋭いシャープな踊り。

オディールは、
この秋に黒鳥デビューする小林美奈さん。
http://www.k-ballet.co.jp/performances/performance201505
練習も兼ねてのことだろうが、このまま本番いけそうな完成度。
妖しい表情の付け方も、ニーナさんから教授されたのだろう。
踊りの精度やバランス感覚にも優れ、
松岡さん、浅川さんの後継筆頭と言える。

★印は付けなかったが、
実は「アルルの女」も踊り手がいた。
背中を見せながら、袖から姿を現したのは、
一人の男性ダンサー。
誰だろう? と思ったら、なんと熊さん!

演奏後、青島さん、宮尾くんとも、
「打ち合わせにない」
「何も聞いてない」
「マチネ公演ではなかった」
と目を丸くしていたから、(笑)
彼らの語りも含めた演出でなければ、
本当のサプライズだったのだろう。

熊さんは昨年末以降、踊るのを控えており、
http://www.k-ballet.co.jp/news/view/1267
その後の病状がまったく伝えられていなかったから、
心配だったのだが、回復傾向にはあるようだ。

振付に跳躍はほとんどなかったが、
キレのある回転の様子からすると、
舞台復帰も間近のようだ。

ちなみに踊った後は、今週末のガラ公演のPR。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/15_gala.html
公演冒頭に、熊さんのプレゼンも追加された。
http://www.k-ballet.co.jp/news/view/1420

普段観ることのできない実力者の名前もあるから、
気になる公演ではあるが、残念ながらこの週末は、
光藍社の夏ガラがもろかぶりしてしまっている。


〇追記

どのタイミングだったか忘れてしまったが、
フェッテの時は手拍子やめてね、と宮尾くん。
拍手自体は構わないのだけれど、
揃ってしまうと演奏が聞こえなくなってしまうから、
というのが理由だった。

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