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2015年07月23日23:05

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食文化の分水嶺はどこか

■ウナギ、関東風・関西風の境目は? 「パリフワ」か「トロフワ」か「確かにこのあたりかも…」
(ウィズニュース - 07月23日 07:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=3529683


 浜松に住む親類の話だと、「うちの街は『通過する人がおカネを落としてくれる街』だ」と言っていた。

 なるほど、面白い喩えである。

 戦国時代、戦国最強と謳われた甲斐の武田信玄は最後の上洛戦を賭けて、徳川家康と浜松市北の三方ヶ原で対決、家康をコテンパンにやっつけた。浜松を通過して、一路岐阜にいる信長と決戦しようと試みた。が、信玄は長年の過労と、病を得て病死している。

 家康は命拾いしている。信玄の通過で、反攻の機会を得たともいえる。

 浜松市は親類の話だと、うなぎのメッカと見做されており、関西の方々が東京で商用を足した後に立ち寄り、うなぎを賞味されることが多い為、関西風にしているのだという。

 ということは、矢張りこの地は未だに関東風が優勢のようだ。

 食事に関しては、この関東風と関西風の焼き方がどこで分かれるのかという問題は面白く、納豆をどの地域まで好んで食べるのかという点と似ているのが興味深く感じた。

 納豆ならば、意外と名古屋までは結構食べるようだ。今はコンビニのサークルKとサンクスが合併してしまった為、店頭で見掛けることは無くなってしまったが、合併前のサークルKでは「納豆サンドイッチ」を見た事がある。このような物が売れるのかと夜中、関西方面へ向かっていた自分は店長に聞いてみると、

 「いやあ、これが結構売れるんですよ。」

 と仰せだったのには驚いた。

 いくら関東人で、ワラ付き納豆をわざわざ茨城から買っているとはいえ、流石にサンドウィッチは手が出ず、味噌カツサンドウィッチにしたのだが。

 しかしさしもの三重県庁の津まで来ると、納豆サンドウィッチは見た事がないし、旅館の朝食で納豆が出されたのを見た事がない。

 うなぎのかば焼きでも同様の事が言える。津市にある大観亭という老舗に15年ほど前に行ったが、その時はもう関西風だった。三重県のスタミナ料理というと、松阪牛が余りにも有名な為、うなぎを見落としがちだが、三重県は貯め池の数が全国有数で、それを利してうなぎの養殖も盛んな県である。

 分れ目はこのあたりにありそうだ。

 三重県でも、北部の名古屋に近い四日市と、中部の津とではひょっとするとまた違うのかもしれない。この県もまた長らく最も人口の多い街が県庁、という訳ではなく、人口の頭数は四日市の方が多く、三重県内でも独自性がある。

 今度四日市に行くことになりそうなので、四日市ではうなぎがどういう調理をされるのか、一度立ち寄ってみたいと考えている。そうすると詳細が分かるかもしれない。
 
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