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2015年07月06日05:38

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バカンス気分のマーケットに行ったら、、、



2015年 7月 4日 (土)

昼前に置きだした土曜日、さて今日は、、、、と思ったものの起きるのが遅かったから朝飯はもういい、この時間では次は昼飯なのだが、そうだ、こんな一年で一番暑い日になるかどうかが取沙汰されている上天気にはマーケットが賑わうだろうからそこまで2kmほど歩こうかと考えたけれど、1リットルのオレンジ・ジュース4本、女どものための白ワイン3本ほどが要るしその上いくつかの買い物をしていたら10kg近くになるので歩くのは無理だろうと自転車にした。 いつもの土曜日の例の魚屋で屑の白身魚を揚げてもらい大蒜のタルタルソースに浸しつつ歩き食いをしつつニュー・ラインとよばれるライン川の支流に架かる小橋を渡っていたらバンドがボートに乗ってやってきてブルースやロックを景気よく奏でている。 アマチュアかセミ・プロか知らないけれど悪くはない。  両岸に100ほど出た青空マーケットの屋台の買い物客もそれを覗いているし誰もが陽気なバカンス気分の天気では長いボートに床を張ってカフェーにして涼む客にもこんな趣向はもってこいのライブ・エンターテイメントだ。 暫く眺めていて喉が渇いたのでちょっと向うの市庁舎横にあるカフェーまで歩いて行ったらそこの太った御かみさんが店の前に出した木の長椅子に座っていた。 中に入ると誰もいない。 御かみさんがカウンターの向こうにきて、もうバカンスだからね常連もみな家族連れであちこちに行ってるんだろうね、といいグラスにタップビールを注ぎこちらによこす。 あんたバカンスに行かないのと訊くから、行っても行かなくてもどっちでもいい、生涯バカンスだと答えるとそんなもんかね、と言いながら元の長椅子に戻って前をのんびり行き交う人々を眺めながら涼んでいる。 自分ものんびりとそんな風にそこにグラスを持って出て空を見上げては一枚写真を撮った。 水っぽいハイネケンを飲干して誰もいないカフェーに入りグラスをカウンターに返して市立図書館の前に出ている中古書籍の屋台を冷やかそうかとぶらぶらと歩いていくと途中にある中古LP/CD/DVD屋のガラス戸には7月18日まで夏休みと張り紙がしてあってその前の婦人服・小物屋の女主人・中古LP屋のパートナーがそうなのよ、あの人うちでゴソゴソなにかやってるわ、と言った。 彼らには90を越すLP屋の元気な母親がいるだけで子供がいないから気楽なものだ。

そのまま行き過ぎて骨董屋に暫く入っていてごそごそしていたら自分の中の幼児的な物欲し心が出たのでそれをを抑えつつ、いればいるほど欲しくなるからとそこを出て自転車を置いてあるところまで戻りスーパーに寄って予定の買い物をし家に戻った。 途中の濠のある公園では子供だけではなく大人まで水に飛び込んで行きかうボートに近づかないように岸近くで犬と一緒に泳いでいる。 あんな風に泳いだのはいつのことなのだろうか。 家人の両親が住んでいた村の運河で跳ね橋から飛び込んで泳いだのはもう30年ほど昔になるしそれ以後は思い出せない。 

今は運河、湖、海へと皆繰り出して夏が来たのを喜んでいるのだがそれでも水難事故は絶えない。 近年よく言われるのはオランダ人は小さい時から泳げるようになっていて比較的そんな事故も少ないのだが近年、例えばポーランドや旧ユーゴスラビアなどの東欧から住み着いた移民に溺れ死にするものが多いということだ。 青年・中年でウオッカなどの強い酒を飲んで水に入り死ぬ者が多いと言われる。 新しい国で慣れないところにこの暑さ、休みだからと朝から酒を飲み水に飛び込むパターンだ。 分からなくもない。 自分はもうこういうところでは泳げないだろう。 プールでは泳ぐけれど同じ水でもまるで違う。 オランダは水の質は悪くはないのだが海でも川でもどこも濁って澄んでいないのが泳げない理由だ。 贅沢をいうと泳ぐなら水の中、底が透き通って見えるようなところで泳ぎたい。 2か月ほど前に歩いたプロヴァンスの地中海では水も澄んでいて泳げたはずなのに時間もなく、たとえ時間があったとしても2週間ほぼ毎日歩いた後ではそんな気にはならない徒歩旅行の終点地だった。  

家に戻り一息ついて日本のニュースを見ていると下からバーベキューの火を起こして欲しいと言われたので夕食の準備にかかったのだった。
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