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2015年02月24日01:17

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朝食再び



昨日朝食のルーティーンのことを書いた。 それには書かなかったことがある。 というより、それはなぜそれを書こうと思ったかという動機でもあり、なぜそのようなルーティーンになったかという理由でもあるのだが、こまごまとしたことを書いて結局もとのところまで行かなかった、というより忘れてしまった、猫が興味本位に遊んでいるうちに迷って初め何をしたかったのか分からなくなるというようなことでもあるのだろうけれど、そんな風になっていたことを今日その動機そのものを齧っていて思い出したのでここに短く記す。

初めは朝食のつもりでそれぞれを皿の上に並べ朝食としてはまずまずだと思っていたものがトリュフ入りのチーズを乗せたトーストを一口齧ったときから、これはいけない、と思った。 こんなものを朝から喰っていてはだめになる、というような感じだった。 すぐさまこれには南フランスのラングドック・ルシオンか夜向きのボルドー、サン・テミリオンだと思い、それをやるのは朝の起き抜けに人格破壊的行為になる、と思い直し、そんな思いを払いのけようとしたけれど想いだけが残って結局毎日その想いを再度体験するために朝食の最後にはこれで終わるという結果になった次第で自分ながらなんともだらしない。 今は習慣的に酒断ちをしているからこれでとどまっているけれど5月以降朝食に赤ワインということになるような予感がある。 もっとも朝から酒盛りでも定年オヤジには何の支障もなく世間に迷惑をかけるわけでもないからやればいいのだけれど、それでもどこかでまだ小市民的モラルがちらつき後ろめたい思いもしないでもなく、そういう想いがこの魅惑的なトリュッフ入りのチーズを朝食テーブルで最後まで皿に置いておく動機になっているのだ。

それではパスタやリゾットに削って乗せたトリュッフがこれほど魅惑的であるのかどうかといえばここに態々書くほどのことでもないと思う。 宵の空腹とパスタや米の重みが媚薬の効果を紛らわせるのだろう。 朝食皿のトーストに乗ってそれをミルクティーの間に齧るという設定だから小悪魔がチロチロと頭をもたげてくるのだ。
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