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2014年12月31日23:26

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トルストイの言の葉(大晦日)

「年の終わりに振り返って、年の初めの自分よりも成長したと確信出来ることくらい、幸せを感じることはない。」(トルストイ、ロシアの文豪)

 大晦日に最もふさわしい言の葉ではないかと思う。成長と彼は書いているが、必ずしも肉体的なことだけではない。肉体については普通の人は20代前半で完成してしまう。その状態が大体10年〜15年くらい続く。35歳〜40歳になると肉体は段々と衰える。ホルモン分泌、酵素の働きは否応なしに衰えて行く。山登りにたとえると、下山の時期だろうか。

 怖いのは40歳以降、その衰えを自覚出来ないことだろう。特に男性の厄年は分かりやすい。数え42歳(満41歳)はその節目だからである。斯く言う自分も去年は事故に遭ったし、生まれて初めて手術入院をした。

 肉体の衰えはそのような感じだが、精神の方は別のメカニズムで動いているらしい。精神の方は意外と衰えは遅い。一昔前、凡そ100億個あるという脳細胞も、一日に10万個死滅していき、それが脳の働きの限界とされた。しかし脳神経学者の茂木健一郎氏は「脳は使えば使うほど新しいネットワークを形成していき、それが人生を豊かなものにしていく可能性がある。」と言っている。脳を鍛えるにはどうしたらいいのか。偏に勉強することである。勉強という言葉に抵抗があるならば、「学び続けること」ではないだろうか。何も今更大学入試試験を勉強しろというのではない。トルストイの言の葉に倣えば、自分が成長するための学びではないだろうか。
 
 さて今年は年の初めと比較して、どのような学びがあっただろうか。
 
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 
 〜関連の言の葉〜

「精神と肉体は別の生き物だ。」(伊達政宗、戦国武将)

「学び続ける者が最後に勝つ」(『7つの習慣』)

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