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2014年08月28日09:30

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【海事】西之島、噴火か!?

普段から「言論の自由」がどうこう言ってたよな。(笑)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140827/ent14082721320012-n1.htm
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hanadakazuyoshi/20140826-00038590/


タイトルは釣りです。
週刊誌を真似てみました。(笑)

海上保安庁は、西之島に月一で航空機を飛ばし、
空撮映像をリリースしているが、昨日、今月分が発表になった。
http://www.kaiho.mlit.go.jp/stream/index.html#meta46.asx

去年の秋、出現当時は、旧来の西之島の南側に、
らっきょうみたいな形の小島がぽつんとあっただけで、
呼び名も「西之島新島(仮)」だったが、(笑)
旧島と接続してからは「西之島」になった。

...大さきは、新しい方が圧倒的に広いのだが、
それでいいのか。(笑)

今回のフライトでは、変化がひとつ発見された。
動画の42秒あたりで拡大される、
北側火口のごつごつした岩山で、
先月までは確認できなかったものだ。

観測に同行した火山の専門家によると、
「溶岩マウンド」と呼ばれるもので、
(ピッチャーズ・マウンドの“マウンド”ね)
これの形成は、噴出するマグマの粘度が
上がったことを意味するという。

マグマの粘度に影響を与えるものとしては、
二酸化ケイ素と揮発成分だが、
二酸化ケイ素の含有比率が
急に変わるというのは考えにくいので、
揮発成分の含有量や気泡の大きさに
変化があったと思われるが、
それが何に起因しているのか、
今後の火山活動にどのような影響を与えるのか
(収束に向かうのか、さらに活発化するのか)
は、まだわからないという。

ひとつ言えるのは、
爆発の可能性が以前よりも高まった、ということ。
もし映像のマウンドが、
火道(マグマの上昇してくる部分)を塞いでいるのだとすると、
内部の圧力が次第に高まり、かつマグマの供給が衰えないと、
やがて爆発(噴火)するというわけだ。

そういえば、先週、こんなニュースがあった。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140819-OYT1T50027.html

西之島の場所は、小笠原諸島父島の東北東約90キロ、
付近に航路帯や好漁場があるというわけでもないので、
海上保安庁や気象庁は、今のところ、
「注意しなさいね」と言ってるだけだが、
噴火や津波が懸念されるとなると、
観測回数を増やすなど、警戒度を上げるのか?
と問うたところ、そこまではしない、という。

噴火については、可能性が高まったというだけだし、
場所が場所だから、近付かなければ影響はない。

津波に関しては、地震研の先生が、
なぜあんなことを突然言い出したのか、
理由がわからないという。
改めて画像をつぶさに調べてみても、
崩落がおこりそうな場所は見当たらないからだ。

ちなみに、西之島の7月観測時の最高地点は、
今回溶岩マウンドが確認された北側火口で、
育ったと言っても標高は70〜80メートルしかない。
(つまり海岸際は、見てのとおり、ずっと低い)

それはさておき、
火山島が成長していく様子など、
そうそう観られるものでもないけれど、
片手間で見物に行かれる場所でもないので、
関係機関は共同観測チームを立ち上げ、
情報を共有しているのだろうと思ったら、
なにもしていない、というのには、ちょっと驚いた。

具体的には、気象庁、海上保安庁、国土地理院だが、
それぞれ個別に観測しているだけで、
頼まれればデータを融通しあうが、
観測結果の交換会を開催するなどの、
積極的な交流はないという。

所属する省が違ったり、
民間のライバル会社ならいざしらず、
3機関とも国交省傘下の組織だというのに。

いまのところ実害がないからいいが、
そういう時だからこそ、トレーニングを兼ねて、
連携の下地を醸成しておくべきだと思うのだが。
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