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2014年08月18日07:58

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【バレエ】魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展

韓国にとって8月15日は、
日本の植民地支配からの解放記念日、
各地でその記念式典が行われる。

上の写真はその一コマで、
旧日本兵のコスプレをした人に、
子供たちが水鉄砲で一斉射撃しているところ。

日本の戦争反対、原爆反対とは、
根本的なところで違うと思うのだが、
それでも我々は譲歩すべきなのだろうか。


それはさておき、
ようやく行ってきました、バレエ・リュス展。
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html
まだ迷っている方のために概略を記すと...。

展示物は、オーストラリア美術館が所蔵する、
バレエ・リュスの衣装コレクション約140点と、
関連のデザイン画など。

なぜオーストラリア?
と思った方は、こちらをどうぞ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1605162921&owner_id=3210641

場所は、
地下鉄乃木坂駅から建物に入ってすぐ左手の、
1E企画展示室。

衣装などは演目ごとにグループ化され、
ディアギレフのバレエ・リュスから、
バジル大佐のバレエ・リュスまで、
初演年順に展示されているので、
一周すればバレエ・リュスの歴史がわかる、という趣向。
おかげで断片的だったバレエ・リュスに関する知識が、
だいぶ整理整頓できた。(笑)

当然といえば当然だが、
公式サイトやポスターの写真の方が、
現物より色も鮮やかで綺麗。

全般に、思っていたよりもサイズが小さく、
特に女性の衣装はウエストが驚くほど細い。
それを観て「ぎりぎり着れるかな?」
と語るお師匠さま、凄いです。(笑)

材質やデザイン、手間暇のかけ具合から、
バレエ団の財政状況の変遷を
垣間見ることができるのも興味深い。

また2ヵ所に小さなモニターが壁掛けされ、
市販の「三角帽子」と「青列車」が上映されている。
サンプルではなく全幕流しているから
休憩にはちょうどいい。(笑)

熊さんが解説、ということで、
音声ガイドを借りてみたところ、
全23本のうち、熊さんが語るのは半分くらいで、
あとはテレビのアナウンサー。

しかし解説板にない話や、
ダンサー視点での感想など、それなりに面白かった。
ニジンスキーの学生時代のあだ名は、
「日本人」だったそうだが、
なぜそう呼ばれたのかが気になる。(笑)

熊さんはペトルーシュカも踊ったとか。
Kバレエ、そろそろガラもやって、
熊さん、昔の役をいろいろ踊って欲しい。

バレエ史におけるバレエ・リュスの立ち位置を、
端的に言ってしまえば、
革命により断絶しそうになった帝政ロシア・バレエと、
現代バレエの「つなぎ」だが、
同時にロイヤル、パリオペ、ABTなど、
今日のメジャー・バレエ団の礎でもあったということを、
再確認した一日でもあった。

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