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2014年08月11日14:31

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【バレエ】「ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014」(10日) 短々信

お師匠さまによれば、
エトワールの大御所がいない「エトガラ」では、
リアブコ夫妻が全部持って行ってしまったそうなので、
こちらもマクレーくんの一人勝ちかと思ったら、
他のダンサーも思いのほか頑張っていて、
お得感はないけれど、それなりに楽しめたとのこと。

マクレーくんは相変わらず元気いっぱい、
ツァオ・チーさんがマッチョになり、(笑)
ラムさんも「瀕死」はなんかちがったけれど、
「眠り」は優雅で以前よりも成長していた、
モレーラさんは美しく、
ダンス・ツアーズの「未来の星」賞を受賞した
五十嵐くんは将来が楽しみ、などなど。

特にツァオ・チーさんは筋肉が付いた分、
力強さだけでなく、動きの精度が増していたという。

これでフィナーレの演出が
「エトガラ」のように凝っていたり、
もうひとりふたり上級のダンサー、
たとえば都さんやコジョカルさん、熊さんが混ざっていれば、
さらに見ごたえのある公演になっただろう、とも。

それにしても、お師匠さまの感想を拝聴していると、
行けば良かったと、毎度後悔の念に駆られる。(uu;)


上記公演、
まったく興味がなかったわけではないので、
アクセスなどについても一応調べていたのだが、
会場の日本青年館は、オーチャード以上に、
周囲のどの駅からも離れている。

ニュースでも報じられていたように、
東京は終始風が強く、
夕立のような雨が断続的に降っていた。
そこでお師匠さまの足を買って出たところ、
公演とは別のところで、いろいろ思うことが。

まず会場の建物だが、
大ホールと称しつつも座席数1400人弱と、
現在の基準ではやや小振りのホールで、
座席の幅はまあまあ(前後のピッチは狭い)、
傾斜も十分と、
「ゆうぽうと」似の観やすい劇場とのこと。

問題なのは入り口で、
かなり急な傾斜の“外”階段を登った先に、
エントランスがあるのだ。

1979年改築完成の古い建物だから、
まだバリアフリー思想などない時代、
仕方がないという人もいるかもしれないが、
私は根本的に設計者が役立たずだったと思っている。

というのも、あの階段の傾斜は健常者でもきつく、
しかも床面はタイルだから濡れると危険にもかかわらず、
雨よけの屋根もないからだ。
利用者のことを考えるのに、今も昔もない。
初台駅からエントランスにいたるデザインを担当した設計者に、
通ずるものを感じる。


どこが何を担当しているのかは知らないが、
スタッフもこの種の仕事には向いていないようだ。

チラシには、
最寄り駅のトップにJRの駅名が掲げられているが、
距離的にも、ルートのわかりやすさでも、
最初に記すのであれば、銀座線の「外苑前」であろう。
公式サイトには、最寄り駅すら記されていない。

到着した時は、強風横殴りの土砂降りだったので、
我が師を車に残し、楽屋口のスタッフに、
1階のかろうじて屋根のあるエリアから、
屋内経由でホールへ行く方法をたずねたのだが、
「残念ながらありません」と言うのみ。

自分は風雨の当たらない事務所にいるから、
外の惨状を知らないのだろうが、
ふつうに想像力を働かせれば、
天気予報と建物の形状から推して、
当日の悲惨な様子は容易に予測できる。

楽屋区画経由なら行けるそうだから、
立ち入り禁止線を設けたり、スタッフを配置して、
臨時の屋内ルートを設定することもできたはずである。


観客にも、あいかわらずDQNがいた。

両親と子供、祖母のグループのうち、
本来なら手本となるべき祖母が、
豪雨に濡れながら入場を待つ列に、
率先して割り込んできたという。
(とても残念なことに、その場に私はいなかった)

しかも手には人数分のチケットが握られ、
子供が「おばあちゃん、一人ずつ持ってないとダメなんだよ」
と注意しても、耳をかさない。
やむなくスタッフも、一家をセットで通してしまう。
(通すなよ。本当に使えないスタッフだ)

ちなみに両親はただの空気で、
祖母をたしなめるどころか、
割り込まれた人に礼すら言わなかったという。

非常識祖母に育てられた子、
それと結婚した相手だから類友なのだろうが、
そのような家庭環境の中で育ったにしては、
唯一ちびがまともそうだったのが、せめてものだ。

両親たちを反面教師として、
まっとうな人間に育ってくれますように。
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