ロイヤルのマクミラン、アシュトン、
ハンブルクのノイマイヤー、シュツットガルトのクランコのように、
ああ、コレを観るなら、やっぱりここだよね、さすが本家!
と言いたくなるバレエ団と作品の組み合わせがある反面、
パリオペのヌレエフのように、草葉の陰で泣いてるだろうなあ、
というケースもあります。
...まあ、ヌレエフ作品を堪能しようとしたら、
ボリショイやマリインスキーの精鋭チームでないと、
無理だろうけど。(笑)
んでもってNYCBと言えばバランシンですが、
ここは後者、というのが私の持つイメージ。
個々には上手い人もいるんですけどねえ。
今回はどうかなー、と思っていたら、
お師匠さま、やはり満足できなかったようです。
「あれがバランシンさんの望んでいたものなのだろうか」
「悪いとは言わないよ、ダンサーたちも鍛えているみたいだし」
「でも、作品によっては、未熟な踊り手もいるけれど、
新国のほうが見栄えがいいのもあったな」
賞味期限切れの商品を、
ラベルだけ新しくして売っていた老舗もあることだし、
歴史があるからといって、
必ずしも品質や伝統が保たれているとは限らない、
というのは、どの分野でも同じなんですね。
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