mixiユーザー(id:1980861)

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2013年07月08日02:15

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幻想的短篇　～後書き２～

幻想的短篇．Ⅵ　眠る（前編）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904776227&owner_id=1980861

幻想的短篇．Ⅵ　眠る（中編）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904959589&owner_id=1980861

幻想的短篇．Ⅵ　眠る（後編）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1905119044&owner_id=1980861
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幻想的短篇．Ⅶ　RE:　（前編）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906205411&owner_id=1980861

幻想的短篇．Ⅶ　RE:　（後編）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906440326&owner_id=1980861
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　幻想的短篇に「眠る」「RE:」の２篇を追加いたしました。
　今回は更に区切ってアップロードしましたが、読み易さはどうだったでしょうか・・・？

　この２篇に関しては、今までよりちょっと長い解説も許される気がしますので、今までより多少長い解説になるかと思います。

　「眠る」はダニエル・キイスや村上春樹も書いたような、ボルヘスの「記憶の人、フネス」（１９４４年）を一つの根源とする、”人間が無限に近い記憶や知識を手に入れた先にどうなるのか？”と言う題材を扱ったものです（ボルヘス本人は”不眠の隠喩”で書いたのですが）。
　私の場合は昔知った世界最初の博物学者・大プリニウスの死が克明に記録されてた事をベースに、
　実の歴史の中で、無限の知識に最も近かった、大プリニウスを主人公として物語を書き上げました。
　記録上はプリニウスは１１４編ほどの書物を書き残したとありますが、現存するのは７４編の「博物誌」と戦争戦術に関する幾つかの書物のみなので、
　実際に医学や記憶に関する古文書が出てきたら・・・・と、彼の存在そのものが様々なアイディアを与えてくれる魅力的な存在に思えますね。

　「RE:」は、お気づきの方も多いかと思いますが、私がコラムで紹介しましたマッケンの「パンの大神」とその系譜に連なる、書簡式～伝聞形式の短篇を書いてみました。
　遺伝子や単細胞生物～多細胞生物の寿命に関する所は、一応は事実には基づいていますが表面を（多仁村氏が）なぞってるだけですので、興味の有る方は東大出版の「脳は遺伝子を超えるか？」などを参照して頂ければ詳しい事が解ると思います。
　私としては、繭月通り物語や今回の「RE:」の様に日本の古典や民話を扱うと、西洋ホラーのドロッとしたりネチッとした気味悪さよりも、何処か物悲しさが残るのが魅力だと思ってますので、
　少しでもそういう所を表現していけたら、と言うのが一つの目標だったりします。

　ではでは、また短篇かあるいはコラムになるかはわかりませんが
またーり書いていきますので宜しくお願いします（・ω・）ﾉｼ

by 拓也 ◆mOrYeBoQbw

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