mixiユーザー(id:1980861)
日記一覧
- 名作コラム・谷崎潤一郎「小さな王国」 〜異彩を放つ谷崎版「ユートピア」〜
- 2016年09月18日15:18
さて今回紹介するのは、耽美的な作風でも知られる谷崎潤一郎作品の中でも特に異彩を放つ「小さな王国」です。まだ青空文庫に収録されておらずネットでは読めませんが、中公文庫の「潤一郎ラビリンス・少年の王国」に収録されているようです。まず簡単なあらす
- 幻想的短篇．�将后〆匆劼瞭�
- 2016年06月10日18:17
目が覚めて８月１８日がまた始まる。 それは終わらない一日、私が１５２日ほど繰り返してる変わらない目覚めだった。 その日は夜半の雨があったものの、夜明けには既にその雨が上がり、湿気を含んだ土は単なる晴天よりも蒸し暑さを含んだ肌にまとわりつく
- 【３００字で掌編、短篇】月の王の魔法
- 2016年05月18日23:22
彼の名は”月の王”。彼の前ではミミズは蝶に成長し、蛇は小鳥へと変化する。僕は月の王に向かって「貴方は物の様相を変化させる力があるのか？」そう尋ねる。「いや、予は物の本質を変えておらぬ。」僕は更に尋ねる「じゃあ名前だ、言葉の方を変えて僕を惑わ
- 【３００字で掌編、短篇】濁色も乳色も混じらず斑も無い深紅
- 2016年05月13日01:21
皇帝の戴冠式の絵の依頼を受けた画家が居た。その皇帝は国家の統一のみならず、周辺諸国を平定し欧州に大帝国を築いた。画家は戴冠式の風景を思い出し描き始めた。マントの赤、ヴェールの赤、絨毯の赤。画家は硫化水銀、ルビー、紅花とあらゆる画材を試したが
- 【連作奇想短篇】李月酒仙町奇譚
- 2016年05月02日15:48
 |
【連作奇想短篇】李月酒仙町奇譚久々の新作は、読書メーターの読み友さんで、サイト”小説になろう”内で作品を発表していらっしゃる、日野成美さんとの連作短篇になりました。序文にも有ります様に、唐代の詩仙・李白の詩をモチーフにした奇想短篇になり、第
