往復3400キロほどの駆け足空中散歩をしてきたのですが、
尖閣国有化の二の舞を恐れてなのでしょう、
いつの間にか、粛々と、
バースの建設工事が始まっていました。(笑)
* * *
相変わらず精力的に公演通いをされている我が師、
「天井桟敷」は映画への思い入れが強すぎて、
いまひとつ満足できなかったようですが、
(チケット代との兼ね合いもあるのだろうな)
「Kの直後だからねえ」とテンション低めだった新国は、
予想していたよりも良かったそうです。
...配役がバラマキでなければなあ。
しかし、新国、公演数の激減が気になります。
マイナー作品ならともかく、
ここの得意演目ではないとはいえ、
人気のある「ドンQ」ですからねえ。
* * *
22日は、S席1.2万円のお得な日。
ジゼルは浅川さん。初役です。
が、毎度のセリフ、「とても初役とは思えない」。(笑)
制御された体の動きは完全に復活どころか、
研ぎ澄まされたエッジにやすりをかけたというか、
踊りにまろやかさも出てきました。
また怪我の最中も踊らない役で舞台に立たせてもらい、
その間、「登場人物」についていろいろ考えていたそうですが、
その成果でしょうか、演技力も増していました。
ええ、もう、うるうるです。(笑)
遅沢さんは、すっかり開眼のようです。
以前は荒削りな印象だった踊りが、
最近、動きが滑らかになり、美しさが増してきました。
彼の踊りに「美しい」という単語を使う日が来ようとは。(笑)
今回観た3人のアルブレヒトはみな同じパターンなので、
こうなると自然に見える熊さんにはかないませんが、
見比べなければ、他の2人も良い舞台だったんじゃないかな。
ヒラリオンはヴィユウジャーニンさん。
淡泊なウィルフリードの後では不安でしたが、
意外としっかり演じていました。
思いきりジゼルに嫌われていたけど。(笑)
でも、ウィルフリードもただのお付きではないんだぞ。
実際、川村くんは工夫を凝らしていたし。
ミルタは佐藤圭さん。彼女もたしか初役。
最初は緊張していたのでしょう、手足が縮こまっていました。
...これが普通なんだよなあ。
後半はちょっと戻していましたが、
本来はのびのびと踊れる人なので、次回に期待。
演技は◎。
男性2人とジゼルに対する態度、きちんと分けていました。
ミルタは表情で演じるわけにはいかないから、
難しいと思いますが、動きでそれがちゃんとわかる。
...ニヤリと笑うミルタもいましたけどね。(笑)
鉄壁の群舞はこの日も疲れ知らずでした。
それどころか、2週間前より進化している!
7,8日の舞台では、
アンドロイド集団的な雰囲気があったのですが、
こちらもいい感じに角がとれて、
ちゃんと精霊になっていたのです。大したものだ。
次回は10月、「白鳥」。
http://www.k-ballet.co.jp/performances/swanlake2013
☆おまけ
http://www.minkultrb.ru/media/photo/detail.php?ELEMENT_ID=3982&SECTION_ID=108
ブリヤートの文部省のサイトですが、
日本のバレエ団の映像と言っても通用しそうですね。(笑)
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