エンゲラーの6枚組追悼ボックスの後半となる。エンゲラーの訃報はここ日本ではあまり大きくは報じられなかったし、我が国の音楽シーンに残した足跡もあまり大きなものではなかった。エンゲラーの欧州でのデビューは鮮烈なものでありながら日本にはたまたま縁が薄かったと言うことだろうし、また壮年期から晩年にかけてスターダム路線で突っ走ったソリストではなかったため、メジャー路線を選好する日本のクラシックファンから見れば馴染みのある人物ではなかったと思う。しかし、私のようにエンゲラーの曲想や演奏スタイルにかなり共鳴し、そして愛聴していたファンはいると思うのだ。
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