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2010年12月06日12:10

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【バレエ】新国立バレエ「シンデレラ」(楽日)

2010-11バレエ・シーズンとしては、まだ始まったばかりですが、
新国にとってゆうべは、2010年の最終公演だったのですね。

とつぶやいたら、お師匠さま、

「芸監の(本国での)都合なのだろうけど、
ダンサーたちも安心してクリスマスに稼げるね。」

...相変わらず冷静ですね。(^^;)

       *     *     *

ゆうべは、昨シーズン、Kバレエから移籍した、
長田さんの新国初主役の姿を観たくてチケットを取ったのですが、
嬉しいことに他の配役も、大きく初日と入れ替わっていました。
新国ダンサーたちの、現時点での力量を見比べる良いチャンスです。(^^)


王子は福岡雄大君、26歳。これから旬を迎えるダンサーです。
実はこれまで、名前と顔が一致していなかったのですが、
気になっていたダンサーの一人でした。(^^)
動きが滑らかで美しいだけでなく、彼は「つなぎ」がうまいのですね。

ぶつ切れダンサーは、どうしても「つなぎ」の部分で、
音楽との違和感を感じてしまいますが、
彼の踊りは気持ち良く観ていられます。(^^)
見た目もノーブルでハンサムですから、
サポートを研鑽すれば、活躍の場も広がることでしょう。

今後注目のダンサーのひとりですね、とお師匠さまに話たところ、
すでにお師匠さまは「ニジンスキー・ガラ」でキープされていたとか。(^o^)


観ていて気持ちの良い男性ダンサーといえばマイレンさんですが、
今回はなんとアグリー・シスターズの片われとして登場!
前回は王子だったのに。こういう型に囚われない配役、いいなぁ。(^^)
でも、誰が言い出したんだろう。本人? (^m^)

それにしても、彼のことですから上手いだろうとは思っていましたが、
ここまで魅せてくれるとは! いったい何度吹き出したことか。(^O^)

...あの歌舞伎(風)メイク、やはり本人が描いたのだろうなぁ。(^^;)

道化タイプのキャラは、その奇抜な振付で楽しませてくれますが、踊りは踊り、
音楽とのマッチングが重要だということを、改めて教えてもらいました。(^^)
ひとつひとつの動きは、アントンさんほど派手ではないのですが、
どのアクションもオケの演奏とぴったり合っていて、まさに職人芸。
都さんのキャラダンといい、上手い人は何をやっても上手なのですね!


四季の精は、若手が混ざっているにもかかわらず、
ベテランを揃えた初日よりも良く見えました。(^^)
まだ上手いというほどではなく、あくまでも比較の話ですが、
10年一日の年長組よりは、これからがちょっと楽しみかも。
意外といえば、本島さんの腕使いが以前より滑らかになっていました。
でも、穏やかな曲と振りのヴァリでしたから、速くなったらどうかな? (^^;)

道化のパリノフ君、怪我をする前の調子に戻ったようです。
体も絞ってきた感じ。彼のキャラダンは軽快で観ていて楽しい。(^^)

群舞は、皮肉ではなく、こういう直線的な踊りに関しては、
ここはそれなりに魅せてくれます。振付にもいろいろありますからね。(^^)
ただ、本当に力のあるところは、硬軟自在なわけですが...。

また手を上げる時は決まるのに、
前傾して両腕を翼のように後ろに振る時は、
動きを止められない人が少なくない。

ハリウッド・スターのような、見せるための筋肉は必要ありませんが、
何キロもある骨と肉の集合体を振りまわすわけですから、
女性ダンサーも相応の筋力が必要だということを、
指導者や踊る当人たちは、ちゃんと認識しているのでしょうか。

       *     *     *

「長田さん、素晴らしいですね。抜きんでてうまい。」

ホワイエで出会った新国ファンの顔見知りが、出会うなりそう語りました。
笑顔に見え隠れする、驚きとちょっと悔しそうなその様子に、
申し訳ないけれど、Kのファンとしては内心ガッツポーズです。(^o^)

某掲示板によると、新国では使いものにならん、と判定されたダンサーたちが、
Kなど他の国内バレエ団に行くそうですが、(^O^)
芳賀君や輪島君、長田さんのように、移籍してくるや重要なポジションに付き、
活躍するダンサーを観て、書き込んだ人はどう思っているのでしょうね。(^m^)

それにしても長田さん、
新国の主役初デビューに加え、シンデレラは初めてのはず。
にもかかわらず、堂々たる良い舞台でした。
まったくKのダンサーたちはどんな心臓をしているのだろう。(^O^)

新国入団当初は、実力の違いを見せつけた彼女ですが、
回を追うごとに微妙にレベル・ダウンする様を見て、
やはり水が合わなかったのだろうかと心配でした。(uu;)
でも、今回は主役ということで気合が入ったのでしょう、
以前の輝きを取り戻していました! (^^)

ロシア仕込みの柔らかでつながりの良い動きに加え、
彼女の踊りはダイナミックでキレもありますから、
こうなると、さいとうさんもうかうかしていられません。
長田さん、さいとうさん、そして小野さんは、今後も要注目です。(^^)v

...もうひとりのシンデレラ、寺島(ま)さんの出来はどうだったのかな。
おねーさんと違い、彼女は(頑張れば)いいものをもってそうなので、
ちょっと気になります。(^^)

       *     *     *

オケはガルフォースさんと東フィルの定番コンビ。

東フィルといえば、以前の“顔洗って出直してこい!”演奏を思えば、
はるかに良い出来で迫力もあったのですが、
前日4日のマールイ・オケ、「名曲探偵」のN響と比べてしまうと、
安心感に欠けるのが少々残念でした。

       *     *     *

ゆうべは、Kのダンサーや都さんも観に来ていたとか。
かつての同僚の晴れ舞台を激励に来たのでしょうか。(^^)
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