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2010年03月11日23:50

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【アート】没後400年 特別展 長谷川等伯@東京国立博物館・平成館@上野

中世日本の代表的画家、長谷川等伯の特別展が開催されていて、霙が混じる雨の寒い日曜日、上野まで行ってきた。個人的には自分の故郷・富山にも足跡をたくさん残した彼の作品には親しみがあったが、それらを一同に集めたこの特別展にはちょっと興味が惹かれていた。

長谷川等伯は1539年、現在の七尾市(=石川県、能登半島の小都市)で中級武士・奥村文之丞の子として生まれ、青年期を迎える前に商家の長谷川宗清へ養子に出されてその姓を名乗るようになった。壮年期に大成するまでは画名・信春(のぶはる)を名乗った。仏教徒として信心が深かった信春は如来や仏陀、神々の絵、高僧、武将の肖像を好んで描いていた。

展示は概ね年代順に、彼の足跡と作品群、そして画風に影響を与えた当時の環境ないし関連イベントを併記する形で構成され概ね分かり易いものであった。七尾から京都に上洛した後の画風の変遷はかなり激しく、そして興味深いものであった。

富山からは釈迦多宝仏図と鬼子母神図、日蓮聖人像など保存状態の比較的良い作品が参集していて見応えがあった。(〜中略〜)

やはり圧巻は最終コーナーに鎮座する国宝・松林図屏風である。なんとも荒涼とした堂々たるモノクロの筆致は4世紀を経た現在でもその存在感・威圧感は凄いものがあって一種のオーラをじわりと放散し続けているのである。


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