日記をさぼっていて久しかった。去年からお気に入りでよく聴いているCDから・・・。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006BGSM/250-7573641-5080238
ラヴェルは生涯で2曲のPコンを作っている。一つは普通にピアノ協奏曲と呼ばれているもの、そしてもう一つは左手のためのピアノ協奏曲と呼ばれるもの。
まずは無印のPコンから。パシッ! という鞭の音から瞬間的に立ち上がる一楽章は変形ソナタ形式で展開部はジャズっぽい感じで明るいなかにもロマンチックな速いパッセージの短調的旋律も加わり木管・金管との軽やかな掛け合いが楽しい。二楽章は打って変わって静かなアダージオ、ピアノ独奏が長く感傷的な旋律が展開部には木管楽器が旋律を引き取って静かに進行。三楽章も変形ソナタ形式で一楽章と同様ジャズっぽい。オケの楽器が総動員で旋律を引き継ぎつつ壮大なリレーを見せる。カデンツァは短いトリルで締めはグランカッサの一発。
オケはクリーヴランド管@ブーレーズ、収録はTELARKの定番マソニック・オーディトリアム、独特の空間感が幻想的だ。
(続く)
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