今日は真夏のような暑い日だった。梅雨だというのに照りつける太陽は真夏そのもの。風は比較的強く、それでも割と涼風だったので不快感はそれ程感じなかった。
大倉山の老舗、摩天楼へ行ってきた。この沿線に越してきた20年余り前、数回食べた記憶があるが、その味は忘却の彼方だ。この店は1977年創業というから今年で32年目というキャリアだ。
Webなどで見ると芳しくない書かれ方が少なくないようだが、その中にあって味噌ラーメンはこのところ好評のようで、味噌好きの家内としてはこれを試さない訳にはいかないところ。私もその秀逸だという味噌を注文しようかと思ったが、まずここはオーソドックスに普通のラーメン(メニュー上では中華麺と呼ぶ)を頼んだ。家内は「みそ麺」辛にんにく入りだ。これは普通の味噌ラーメンに、ニンニクのスライスを唐辛子味噌と挽肉に漬け込んだペーストをトッピングしたものだ。
中華麺の方だが、レンゲでスープを一口啜ったら20年前の記憶が鮮やかに蘇った。しっかりと煮出した鶏ガラスープが基本で、そこに節系ではない魚介、恐らく干し貝柱などの類が加えられていて穏やかで芳醇な旨味を湛えているのだ。麺は自家製と言われている中細の縮れ麺で、腰は強くて最後まで伸びず、またスープとの絡みも良好、噛むと適度な弾性が感じられ、細いながらも食べ応えがあるものだ。
具は大判で超薄切のモモ・チャーシューが一枚で、これは脂身が少なくて割とぱさついたもので、塩分も少なく味もあまりしない。メンマは柔らかめのものが適量、そして味玉の半卵、葉三つ葉、刻みねぎと言ったところ。
この中華麺は全体としてのまとまりはかなり良く、そしてなによりスープが美味しいラーメンなのだ。ラーメンの命はスープだと言うことに改めて気が付かされた思いだ。
一方、家内の方が頼んだみそ麺だが、やはり穏やかで芳醇なスープが生きていてなかなか多元的な味がする味噌スープに仕上がっていた。更に辛ニンニクを溶きながら頂くと担々麺の様な風味が味わえる逸品だ。噂通り味噌は美味しいようだ。だが、ベーシックな醤油の方もなかなかに侮れない。
摩天楼(まてんろう)
横浜市港北区太尾町107 武田ビル1F
電話:045-542-1913
アクセス:東急東横線大倉山駅から徒歩2分
営業時間:11:30〜15:00、18:00〜23:50
定休日:月曜
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