先週に引き続き、長女のリクエストで満福へ。彼女はどうやら自称・餃子評論家だったようでわざわざ湘南新宿ラインに乗って宇都宮まで餃子を食べに行く猛者なのだ。
私は午前中から所用で出掛けていたが白楽駅前で家内と長女と待ち合わせ、三人で遅い昼食をとった。店に着いた時には常連と思しき日本人夫婦の客と中国人(店の経営者なのかその親戚なのか・・)がいた。その他、カウンターにも二人いたが我々とは入れ替わりという感じだった。前回いた奥さんと思しき人はおらず比較的若いにこやかな女性が迎えてくれた。どうも娘さんらしいが、こちらの人は日本語がかなり闊達で接客も丁寧かつ手際が良く好感が持てる。
私は先週に味をしめて単品+50円のセットを食べることを決めていたが、今日は青椒牛肉絲セット、家内は湯麺、長女は炒飯というスタンダード中華のメインディッシュとなった。勿論、今日のお題でもある餃子も各1枚ずつ頼み、生ビール2杯に長女は梅サワー、それに豚角煮をつまみで追加した。
青椒牛肉絲の方だが、細切り肉には元々割としっかりとした下味が付いていて味わいは深い。そこにサッと短時間炒めたピーマン、コリッとした千切り筍が香ばしくまとわりついて旨みが程良く調和している。オイスターソースが嫌味にならない程度に効いていてなかなか上品な出来映え。
炒飯は豚バラチャーハンというメニューで普通は金華ハムを使うところ豚バラ肉を下拵えして柔らかく煮込んだチャーシュー状の肉を大きめに切ったものがガッツリと入ったボリューム感溢れる一品。ちょっともらって食べたがとても旨味が強い。勿論、ご飯がふっくらパラリとしていて卵のコーティングも絶妙だ。長女曰く絶品。
豚角煮はトロトロに煮込んだものを厚さ7〜8ミリに薄く切ったところへ湯がいた青梗菜を添え、上からこれまた茶褐色のドロッとした旨味の強いソースを掛けたもので、ビールがいくらでも飲めそうな一品(写真=失念)。
湯麺は白菜などの野菜、木耳、海老などの海鮮を中心としたごくありふれた具材を使った麺なのだが、秘密はそのスープにある。化調が一切入らない透き通った鶏の清湯スープが具の旨味を余すところなくグリップしていて、舌へ次々と食味の快感を送り込んでくるのだ。スープをレンゲですくって一口もらったが、その手が止まらなくなる。舌が次の更なる一口を要求するのである。麺は中太の少々縮れたものでこの極上のスープを良く持ち上げ、また最後まで伸びることはない。湯麺はいわゆるラーメン専門店のジャンルではないがこの麺はなかなかの出来映えであってこれ一本で勝負しても十二分に行けそうなクォリティだ。この辺で有力な湯麺と言えば「横濱たんめん一品香」という店が昔からあるのだが、満福のこの湯麺の敵ではない。
ところで、餃子に関する長女の評価はどうだったのか、だが・・。彼女は薄皮パリパリ餃子派閥に属しており、そういった点では満福の餃子は中華点心伝統のモチモチ・プリプリ属なので党派が違うという事らしい。その辺りを度外視して言うならば、調味料が少なめで余り主張しない餃子なんだそうだ。まぁ、確かに長女が言うように単品で食べて完結する鮮やかな味ではないが他の料理に合わせて食べるなら邪魔にならないニュートラルな趣向かと思われる。餃子専門店の餃子とは本来比較すべきではないのであろう。
(店のデータは先週の日記参照)
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